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2014/9/17

経済産業情報

中古スマホの売買が活発に

この記事の要約

スマートフォンの新機種が話題となるなかで、中古スマホ市場が活況を呈している。中古の売却で得た資金を新機種購入に充てるユーザーと、「お古」で十分というユーザーのニーズがマッチしているためだ。15日付『ヴェルト』紙が報じたも […]

スマートフォンの新機種が話題となるなかで、中古スマホ市場が活況を呈している。中古の売却で得た資金を新機種購入に充てるユーザーと、「お古」で十分というユーザーのニーズがマッチしているためだ。15日付『ヴェルト』紙が報じたもので、タブレットPCやカメラでも状況は変わらない。

中古品販売サイトやイーベイなどのオークションサイトが売買の主な舞台となっている。供給が大きく増えるのは新機種が発表になった後で、独中古品サイトのリバイではアップルの「iPhone5」発表後、先行機種「iPhone4」「iPhone4S」の売買件数が2倍以上に膨らんだという。

ユーザーが手持ちのスマホを売却するのに最も良いタイミングは新機種が発表・発売になるまでの時期だ。その時期であれば高い金額でも買い手が付きやすいためで、iPhone5は次世代機種「iPhone5S」発売直前の2013年8月時点で約500ユーロの値が付いた。発売後は価格が下落。13年末は429ユーロ、14年夏は340ユーロになったという。

買い手が最も多いのは最新モデルよりも2世代古い機種で、イーベイの販売ランキングでは現在、iPhone4Sがトップに付けている(グラフ参照)。