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2015/11/18

経済産業情報

独ミシュラン50周年、星付レストラン290店に

この記事の要約

ミシュラン・レストランガイドの独最新版が12日、発行された。創刊50周年を迎えた今年は計290店が星を獲得。2つ星以上がなく1つ星も66店に過ぎなかった50年前に比べるとグルメのすそ野が広がり、水準も向上した。料理は国際 […]

ミシュラン・レストランガイドの独最新版が12日、発行された。創刊50周年を迎えた今年は計290店が星を獲得。2つ星以上がなく1つ星も66店に過ぎなかった50年前に比べるとグルメのすそ野が広がり、水準も向上した。料理は国際色や創作性が強まっている。

今年は計10のレストランが3つ星評価を受けた。ハンブルクにこの夏オープンした「ザ・テーブル」はいきなりの最高評価。料理長のケヴィン・フェーリン氏は38歳と若年ながら、すでに別のレストランで3星評価を受けていた実力者だ。

2つ星は39店で、そのうちベルリンの「ホルヴァート」、ミュンヘンの「アトリエ」(ホテル「バイエリシャー・ホフ」内)、フランクフルトの「ラフルール」、ピースポート・アン・デア・モーゼルの「シャンツ」はそれぞれ星を1つ増やし2つ星の仲間入りを果たした。

1つ星は241店(昇格は26店)だった。特筆すべきはシュヴァルツバルトのホイザーンにある老舗「アドラー」。ミシュランのドイツ版が始まった当初から50年連続で星を獲得している唯一のレストランだ。

2つ星以上のレストランが最も多い都市は首都ベルリンで6店。2位はハンブルクとミュンヘンでともに4店だった。4位は観光地として名高い北海のジルト島と、グルメ度の高い小都市として有名な西南ドイツのバイヤースブロンで、それぞれ3店だった。フランクフルトは2店で、デュッセルドルフは1店(「イム・シッフヒェン」)にとどまった。

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