経済産業情報

SAPユーザーは「クラウドオンリー」を望まず

統合基幹業務システム世界最大手の独SAPが、ユーザーが全データをクラウドに一元化して運用する「クラウドオンリー」と、サーバーやソフトウエアなどの情報システムをユーザーが自らの施設内で運用する従来型の「オンプレミス」のはざ […]

9ユーロチケットの後続品導入で交通相合意

ドイツ国内の地域公共交通機関を1カ月9ユーロで利用できる定期券「9ユーロチケット」の後続商品を導入することで、国(連邦)と州の交通相が13日に合意した。ショルツ連邦首相と州首相が今後の会議で合意すれば、全国の地域公共交通

メルセデスが販売台数でBMWに並ぶ

高級乗用車大手の独メルセデスベンツが11日発表した主力ブランド「メルセデス」の第3四半期(7~9月)の販売台数は前年同期比21%増の51万7,800台と大幅に伸びた。これまで高級車トップだった競合BMWグループの「BMW

欧州委が独水素プロジェクト2件への補助金を承認

欧州連合(EU)の欧州委員会はこのほど、再生可能エネルギーを用いて製造する「グリーン水素」に絡んだドイツのプロジェクト2件で補助金交付を承認したと発表した。鉄鋼大手ザルツギター・フラッハシュタールは10億ユーロ、化学大手

EUで冬のガス消費9~13%削減が必要=IEA

国際エネルギー機関(IEA)はこのほど、世界の天然ガス市場に関する四半期レポートを公表し、ロシアが欧州へのガス供給を継続的に絞り込んでいるため、2023年も世界的に天然ガスの需給逼迫が続くとの見通しを示した。欧州ではバル

環境活動家トゥンベリさんが原発の稼働延長を要求

気候変動対策を求める若者主導の草の根運動「フライデー・フォー・フューチャー」を立ち上げたスウェーデン人グレタ・トゥンベリ(19)さんが、エネルギー危機対策でドイツ政府が打ち出した石炭火力発電の一時的な拡大方針を批判した。

値上げの動きが強まる、食品分野では全社が計画

Ifo経済研究所が5日発表した9月のドイツ価格計画指数(DI)は前月の48.1ポイントから53.5ポイントへと上昇した。アンケート調査の対象となった企業の半数以上が値上げを計画している。調査担当者は「インフレの波は残念な

住宅建築価格の上げ幅8月は16.5%に

ドイツ連邦統計局が6日発表した8月の住宅建築価格指数(付加価値税込み)は前年同月を16.5%上回った。上げ幅は5月の同17.6%をやや下回ったものの、水準は依然として高い。幅広い資材分野での価格上昇が反映された格好だ。8

ICT業界の景況感悪化、危機克服を支援できる企業は楽観

独情報通信技術(ICT)業界で景況感が悪化している。Ifo経済研究所のアンケート調査結果をもとに業界団体Bitkomが6日発表したところによると、9月の業界景況感指数は6.2ポイントとなり、前月の14.1ポイントから大幅

BMWを中心に水素トラックプロジェクト

自動車大手の独BMWは9月28日、同社を中心とするコンソーシアムが水素を燃料とする内燃機関トラックの研究プロジェクトを実施すると発表した。水素トラックは補給時間、積載量、航続距離、投入の柔軟性などの面でメリットが大きいう

高所得層も光熱費急増を心配

ドイツの借家人の80%が光熱費の大幅上昇を心配していることが、エネルギーサービス事業者イスタ(Ista)の9月のアンケート調査で分かった。5月の68%から12ポイント増加した。同回答は手取り収入が月1,500ユーロ未満の

機械メーカーの6割がエネ高騰・不足を懸念

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は9月30日、会員企業を対象に実施した最新のアンケート調査結果を発表した。チーフエコノミストのラルフ・ヴィーヒャース氏は、エネルギー供給問題が原因で生産抑制を余儀なくされている企業は現在10

機械業界受注、8月は横ばいに

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の8月の新規受注高は前年同月比で実質横ばいとなった。国外受注は2%増えたものの、国内が同6%落ち込んだ。 国外はユーロ圏が23%増と大きく伸びた。ユーロ圏外は5%減少して

材料・部品不足が再び悪化

サプライチェーンのひっ迫度が再び高まっている。Ifo経済研究所が独メーカーを対象とする9月のアンケート調査結果をもとに30日に発表したところによると、材料・部品不足に現在、苦慮するメーカーの割合は8月の62.0%から65

ドイツ鉄道が大幅値上げ

ドイツ鉄道(DB)は9月28日、長距離旅客鉄道料金を12月11日のダイヤ改正に合わせ平均4.9%引き上げると発表した。値上げ幅は昨年の1.9%を大幅に上回る。同社は声明で、インフレ率が約8%と50年来の高水準に達している

ロシアで個人データ加工の独企業なし

個人データをロシアに移管して現地で加工するドイツ企業はなくなったことが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。ベルンハルト・ローレーダー専務理事は「ロシアは国際法違反のウクライナ侵略で自ら孤立した。

JALが成田~フランクフルト線を増便

日本航空(JAL)は22日、成田~独フランクフルト線を12月1日付で増便すると発表した。現在の週5往復(月・水・金・土・日)から週7日往復へと改める。期間は来年1月31日まで。全日本空輸(ANA)も先ごろ、羽田~フランク

粗鋼生産6カ月連続減少、8月は-2.3%に

独鉄鋼業界団体シュタールが21日発表した8月の粗鋼生産高は287万3,000トンとなり、前年同月を2.3%下回った。減少は6カ月連続。高炉鋼は0.1%減の215万8,000トンとほぼ横ばいを保ったものの、電炉鋼が8.6%

オミクロン対応3ワクチンの接種を勧告

独ロベルト・コッホ研究所(RKI)の予防接種常任委員会(STIKO)は20日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチン3種類の接種勧告方針を発表した。3ワクチンは欧州連合(EU)の欧州委員会が今月に承認を済ませ

ミュンヘンでコロナ感染者急増

独南部のミュンヘン市で新型コロナウイルスの感染者数が急速に増えている。ロベルト・コッホ研究所(RKI)の27日の発表によると、人口10万人当たりの直近7日間の新規感染者数は424.9人となり、前週同日比で約77%増加した

コロナ禍で個人消費にドーナツ化現象

コロナ禍の発生後、個人消費が都市中心部から郊外地域に移るドーナツ化現象が定着したことが、Ifo経済研究所の調査で分かった。それによると、都市中心部の5月末時点の小売売上高はコロナ禍前に比べ10%減少。郊外地域は同20%増

就労者の6割以上が週4日勤務を希望

給与水準が維持されるのであれば勤務体制を通常の週5日から週4日に減らすことを希望する就労者の割合はドイツで約63%に上ることが、世論調査機関ユーガブが保険大手HDIの委託で実施したアンケート調査で分かった。余暇の拡大を求

エネ高騰が車サプライヤーを直撃

エネルギー価格の高騰が自動車部品メーカーを直撃していることが、独自動車工業会(VDA)の会員アンケート調査で分かった。資金繰りが厳しくなっている企業も多く、ヒルデガルト・ミュラー会長は「状況はますます深刻化している」と指

コンチネンタルがホースの検査結果を偽装

自動車・産業部品大手コンチネンタルのホース・配管部門コンチテックで複数の種類の品質不良製品を出荷していたことが明らかになった。カーエアコン用ホースの検査結果を偽装していたことが週刊誌『シュピーゲル』の23日付報道で発覚。

肥料の国内販売が半減、天然ガス価格の高騰で

ドイツ国内での肥料販売量が大幅に減少していることが、連邦統計局の発表で分かった。それによると、第2四半期は主要肥料のリンが前年同期比50.6%減の1万4,000トン、カリウムが52.3%減の5万5,900トンと半減。窒素

薪の価格が86%上昇、暖房不足懸念で需要急増

暖房用の木質ペレットと薪の価格が高騰している。輸送コストなどが上昇しているうえ、需要が大幅に増えているためだ。ドイツ連邦統計局は22日、8月は消費者向けの価格が前年同月を平均85.7%上回ったことを明らかにした。上げ幅は

水道水冷媒の冷却器、独社が生産加速へ

冷媒に水道水を用いた冷却器を手がけるスタートアップ企業エフィシェント・エナジーが生産を大幅な効率化する。温室効果ガス排出規制の強化とエネルギー価格の高騰を背景に需要が急速に増えているためで、垂直統合を可能な限り水平統合の

UAEからテスト輸送のアンモニア、ハンブルク港に到着

独経済省は15日、アラブ首長国連邦(UAE)からテスト輸送されたアンモニアがハンブルク港に到着したと発表した。水素分野の両国のパートナーシップに基づき、アンモニアがUAEから初めてドイツに輸出された。水素は燃焼時に二酸化

アンモニア減産が食品業界にしわ寄せ、供給量は通常の3~4割

天然ガス価格の高騰を受け欧州の化学メーカーがアンモニアの生産量を大幅に引き下げた影響が幅広い分野に及んでいる。主要肥料の窒素やディーゼル車の排ガス浄化に欠かせない尿素水の不足はすでに指摘されていたが、ここにきて食品・飲料

電機貿易、今年は21世紀初の入超に

独電気電子工業会(ZVEI)が15日発表した同国の7月の電機製品輸入高は前年同月比21.2%増の202億ユーロとなり、輸出高(8.3%増の195億ユーロ)を4カ月連続で上回った。中間財価格の高騰やドル高ユーロ安が反映され

国がルフトハンザからの撤退完了

ドイツ政府の経済安定化基金(WSF)は13日夜、保有するルフトハンザ航空株6.2%を場外取引で投資家に売却した。これで同社からの資本撤退を完了。ルフトハンザは公的支援を完全に脱却した。 ルフトハンザはコロナ禍で経営が急速

ANAが羽田~フランクフルト線を増便

全日本空輸(ANA)は13日、羽田~独フランクフルト線の運航をこれまでの週10往復から週14往復(1日2便)に増やすと発表した。10月30日付で新ダイヤに移行する。期間は来年3月25日まで。

シーメンス・エナジーがDAX昇格

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は5日、主要株式指標の入れ替えを発表した。電機大手シーメンスから分離・独立した発電設備製造のシーメンス・エナジー(SE)が最上位40銘柄からなるDAXにワンランク下のMDAX

物流に黄信号、尿素水大手がガス高騰で生産停止

ドイツの物流が滞る懸念が出てきた。ディーゼル車の排ガス浄化に欠かせない尿素水(アドブルー)の生産を大手メーカーSKWシュティックシュトッフヴェルケ・ピーステリッツが、天然ガス価格の高騰を理由に停止したためだ。物流業界団体

値上げに歯止めかからず

Ifo経済研究所が7日発表した8月のドイツ価格計画指数(DI)は前月の45.6ポイントから47.5ポイントへとわずかに低下した。水準自体は依然として高い。調査担当者は、電力・天然ガス取引所価格の高騰分がこれまでのところご

上期発電が増加、石炭と再生エネがけん引

ドイツ連邦統計局が7日発表した2022年上半期の国内発電量(送電網への供給ベース)2,632億キロワット時(kWh)となり、前年同期を1.3%上回った。石炭発電が17.2%増、再生可能エネルギー発電が12.1%増と2ケタ

建築許可住宅のメイン暖房、天然ガスの割合が大幅減

ドイツで今年上半期に建築許可が下りた住宅6万200件のうちメイン暖房のエネルギー源にガスを使用する物件の割合は16.2%となり、前年同期の25.5%から大幅に低下したことが分かった。2019年上半期(39.9%)に比べる

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