ドイツ機械工業界の動き

ニコン―金属AMの独SLMを買収―

ニコンは2日、金属アディティブマニュファクチャリング(AM)の有力企業である独SLMソリューションズ・グループを買収すると発表した。戦略事業と位置付けるデジタルマニュファクチャリングで将来性の高い金属AM事業を強化。同分

GEA―製薬向け凍結乾燥システム事業拠点を移転―

食品や化学産業向けの機械・設備を製造する独GEAは2日、製薬業界向け凍結乾燥システム事業の新拠点をケルン西方のエルスドルフに設置すると発表した。30キロほど離れたヒュルトにある既存拠点がキャパシティの限界に達したことから

23年の機械生産は減少見通し

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は1日、独業界の2023年の生産高が物価調整後の実質で前年を2%下回り、減少に転じるとの予測を発表した。中国経済の急減速、ウクライナ戦争、高インフレとそれに伴う金融引き締めで企業の投資活動が

ドイツ機械工業連盟(VDMA)

ドイツ機械工業連盟(VDMA) は8月31日、エネルギー価格の高騰がドイツの機械・設備業界にとって大きな負担になっているとして、一時的に電力価格に上限を設けるよう求める声明を発表した。VDMAのカール・ホイスゲン会長は、

上期機械輸出2.3%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が15日に発表した上半期の独機械輸出高は910億ユーロとなり、前年同期を2.3%上回った。ロシアのウクライナ侵攻や中国のロックダウン、サプライチェーンのひっ迫などマイナス要因はあったものの、

機械業界受注が再び減少、6月は-9%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した同国の6月の機械新規受注高は前年同月を実質9%下回った。減少は2カ月ぶり。サプライチェーンひっ迫のほか、ウクライナ戦争に伴う受注のキャンセルが響いた。 国内受注が11%、国外が

トルンプ―半導体需要の拡大が追い風に、20%増収確保―

工作機械・レーザー大手の独トルンプは21日、2022年6月通期の売上高が前期比20%増の42億ユーロ(暫定値)と大幅に伸びたことを明らかにした。40億ユーロを超えるのは初めて。サプライチェーンの世界的な混乱の影響を強く受

シェフラー―同業エバリックスを買収―

軸受大手の独シェフラーは25日、スウェーデン同業エバリックスを投資会社トリトンから取得することで合意したと発表した。高い成長が見込まれる産業向けリニア軸受事業を強化する。 約5億8,200万ユーロで買収する。これには純債

コンチネンタル―伝動ベルト製造の米社買収―

自動車部品・ゴム製品大手の独コンチネンタルは7日、伝動ベルト製造の米WCCOベルティングを買収すると発表した。成長が見込まれる農業向けベルト事業を強化する。買収金額など取引の詳細は公表しないことで合意した。 WCCOは1

機械業界が中国のゼロコロナ政策を批判

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、新型コロナウイルスの感染を封じ込めるため中国政府が取っている極端に厳しい「ゼロコロナ政策」を受け、対中貿易・投資が極めて困難になっているとの声明を発表した。無期限かつ長期の隔離義務、

機械業界の先行き見通し悪化

Ifo経済研究所が8日発表した独機械業界の6月の期待指数(今後6カ月の見通しを示す)はマイナス23.3ポイント(DI)となり、前月のマイナス17.9ポイントから一段と悪化した。サプライチェーンひっ迫のほか、ロシアのウクラ

機械受注5月は13%増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した同国の5月の機械新規受注高は前年同月を実質13%上回った。増加は3カ月ぶり。比較対象の2021年5月は受注水準が極めて低かったことからその反動で増加幅が膨らんだ。大型受注もプラ

独系機械大手リープヘル、ブルガリアで3つ目の工場が開所

●東欧を中心にコンクリートミキサーを年500基出荷する計画 ●同国では他に冷凍・冷蔵庫工場と鉄道空調システム工場を操業 スイスに本社を置くドイツ系の機械大手リープヘルがブルガリアのプロヴディフで1日、コンクリートミキサー

機械メーカーの9割でサプライチェーンに支障

ドイツの機械メーカーの87%が現在、サプライチェーンに「大きな」ないし「深刻な」支障を抱えていることが、業界団体VDMAが21~23日に実施した会員企業アンケート調査で分かった。4月上旬の前回調査から8ポイント増加。昨年

ティッセンクルップ

独複合企業ティッセンクルップは17日、電解プラント・エンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ヌセラの新規株式公開(IPO)を当面、見合わせると発表した。市場環境が悪化したためで、現時点でIPOを実施することはできないと

ティッセンクルップ―経営破たんの独造船所を買収―

独複合企業ティッセンクルップは10日、軍用船子会社ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)が1月に経営破たんした独造船会社MVヴェルフテンを部分買収すると発表した。独北部のヴィスマールにある造船所を取得する。取

機械受注が2カ月連続で減少、4月は-7%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した同国の4月の機械新規受注高は前年同月を実質7%下回った。減少は2カ月連続。ウクライナ戦争やサプライチェーンの逼迫、中国の景気低迷が響いた。 国内受注が17%減と大きく落ち込んだ

工作機械業界が生産予測引き下げ

ドイツ工作機械工業会(VDW)は5月31日、独業界の今年の生産成長率予測を引き下げた。サプライチェーンのひっ迫を受けたもので、従来予測の14%から8%へと下方修正した。 1-3月期の新規受注高は前年同期を44%上回った。

マンツ―電池分野でダイムラー・トラックと戦略協業―

電池製造装置の有力メーカーである独マンツは23日、商用車大手のダイムラー・トラックと戦略協業合意したと発表した。第3者割当増資を通して出資を受け入れるほか、車載電池のパイロット生産ラインを供給する。 ダイムラー・トラック

ティッセンクルップ

独複合企業ティッセンクルップは16日、電解槽子会社ティッセンクルップ・ヌセラ(旧ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズ)がオーストラリア西南部のパースに事務所を開設したと発表した。同国は太陽光・風力資源が豊富で

機械受注が1年2カ月ぶりに減少、戦争勃発で3月は-4%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した同国の3月の機械新規受注高は前年同月を実質4%下回った。減少は2021年1月以来で、1年2カ月ぶり。2月下旬の戦争勃発を受け当事国のロシアとウクライナからの受注がなくなったうえ

ティッセン―脱水素化のCO2排出量削減、BASFと共同実現―

独複合企業ティッセンクルップのエンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデは26日、化学大手BASFと共同で脱水素化技術を改良したと発表した。顧客企業は二酸化炭素(CO2)排出量やコストを削減できるとしている。 両社

Red Lion Controls

英スペクトリス・グループ傘下の産業用オートメーション機器・ネットワーク製品メーカーである米レッドライオン・コントロールズ(以下、レッドライオン) は4月4日、独MBコネクトラインを買収したと発表した。MBコネクトラインは

機械業界の2月受注11%増加、先行きには懸念

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が6日発表した独業界の2月の新規受注高は前年同月比で実質11%増となり、これまでに引き続き大きく伸びた。VDMAのエコノミストは2月24に始まったロシアのウクライナ侵攻の影響は2月の数値にほ

豊田自動織機―独物流システムインテグレーターを買収―

豊田自動織機は3月31日、物流システムインテグレーターの独ヴィアストア(viastore)を完全買収することで合意したと発表した。欧州物流ソリューション事業を強化する。取引金額は非公開。7月以降の買収手続き完了を見込む。

21年の独機械輸出10%増加、世界1位の奪回はならず

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は17日、同国の機械輸出高が2021年は前年比およそ10%増の1,794億ユーロとなり、コロナ禍前の19年の水準(1,817億ユーロ)をほぼ回復したと発表した。ただ、中国の同輸出高が26%強

空圧機器の独フェスト、ブルガリア工場に追加投資

●グループで2番目に大きい生産拠点になる見通し ●同社はソフィアでエンジニアリングセンターも運営 空圧機器大手の独フェストが、ブルガリア・ソフィア工場の機械・設備近代化に2,000万レフ(1,020万ユーロ)を投資する。

1月の機械受注19%増加、早ければ3月に戦争の影響

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月比で実質19%増となり、これまでに引き続き大きく伸びた。VDMAのエコノミストは「ウクライナへのロシアの侵攻は1月(の数値)にはもちろん反映さ

機械輸出がコロナ禍前の水準をほぼ回復

連邦統計局のデータをもとにドイツ機械工業連盟(VDMA)が18日発表した同国の2021年の機械輸出高は前年比9.8%増の1,794億ユーロとなり、コロナ禍前の水準をほぼ回復した。新規受注が高水準で推移しているうえ、生産の

工作機械業界の21年新規受注、コロナ禍前を凌駕

ドイツ工作機械工業会(VDW)は15日、独業界の2021年の新規受注高が前年を58%上回ったと発表した。コロナ禍1年目の前年は同30%減と大きく落ち込んだが、21年は世界経済の回復で受注が急増。コロナ禍前の19年比でも1

イントラロジスティクス技術業界、21年生産高6%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が17日発表した同国イントラロジスティクス技術業界の2021年の生産高は226億ユーロ(推定値)となり、前年を6%上回った。増加は2年ぶり。マテリアルハンドリング・イントラロジスティクス部会

ボッシュ―売上記録更新―

自動車部品を中心に事業を展開する独ボッシュが9日発表した2021年12月期暫定決算の売上高は前年比10%増の788億ユーロとなり、過去最高を更新した。半導体不足などで生産調整を余儀なくされたものの、4部門すべてで増収を確

チェコCEZの独子会社、加速器施設の建築設備を受注

●ドイツの重イオン研究所(GSI)の加速器改良に関連し ●GSIは世界最大規模の複合粒子加速器施設の整備を進める チェコ電力最大手で国営のCEZは10日、ドイツの重イオン研究所(GSI)欧州反陽子・イオン研究施設(FAI

機械業界の21年新規受注32%増加、18年比でも+7%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2021年の新規受注高は前年比で実質32%増と大幅に拡大した。増加は3年ぶり。受注が好調だった18年に比べても7%高い水準で、20年春以降の新型コロナ危機で落ち込んだ需

シェフラー―ロボット向け歯車メーカーを買収―

ベアリング大手の独シェフラーは24日、ロボット向け遊星歯車機構の有力技術を持つ独メリオール・モーションを完全買収することで合意したと発表した。将来性の高いロボット向け事業を強化する狙い。買収金額は公表しないことで合意した

電池セル製造装置の合弁をボッシュとVWが検討

自動車部品・機械大手のボッシュと自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は18日、電池セル製造装置の合弁メーカー設立を検討することで基本合意したと発表した。電動車が欧州で普及期に入り、電池セルの需要が今後、大幅に増えるのが

ティッセンクルップ―電解槽子会社の社名を変更―

独複合企業ティッセンクルップは13日、電解プラント・エンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズの社名をティッセンクルップ・ヌセラ(nucera)」に改めると発表した。ヌセラは新しいを意味する「

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