ドイツ自動車部品工業界の動き

Continental AG―ゴム製品メーカー買収―

自動車部品大手の独Continental(ハノーバー)は10日、ゴム製品大手の米Veyance Technologiesを米投資会社Carlyleから買収すると発表した。景気変動の影響を受けやすい自動車向け事業への依存度 […]

Continental

自動車部品大手のContinentalは昨年に引き続き今年もユーロ高の影響を受ける見通しだ。ヴォルフガング・シェーファー取締役(財務担当)が『ユーロ・アム・ゾンターク』誌に明らかにしたもので、売上高が約7億ユーロ押し下げ

独ヘラー、本社工場で760人削減

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは本社のあるリップシュタット工場で2014~2016年の3年間に従業員760人を削減する。自動車産業の構造変化に対応した措置で、生産・管理分野が中心になるという。独業界紙『オートモビルボ

独ボッシュ、インドに新たな研究技術センター開設

独自動車部品大手のボッシュは3日、インドのバンガロールに建設した新たな研究技術センター(RTC)を開設した。また、インドの拠点拡張に2014年は約1億6,000万ユーロを投資する計画も発表した。 新たな研究技術センターで

BASF、尼崎にバッテリー材料研究所を開設

独化学大手のBASFは5日、兵庫県尼崎市にある既存の研究開発センター内に新設したバッテリー材料研究所の開所式を行った。アジア・太平洋地域では同社にとって初めての基礎研究、開発、顧客サポートの機能を兼ね備えたバッテリー材料

独グラマー、米に新工場建設へ

自動車向けの内装部品・シート製造大手の独グラマーは1月30日、米ミシシッピ州に新工場を開建設すると発表した。成長が見込める北米市場で顧客のニーズに柔軟に対応できる体制を整え、プレゼンスを強化するのが狙い。新工場は14年末

Thyssenkrupp AG―自動車向け事業強化へ―

鉄鋼系複合企業Thyssenkrupp(エッセン)のハインリヒ・ヒージンガー社長は1月28日、自動車向け事業を強化することを明らかにした。成長見通しが高いとみているためで、売上高に占める同事業の割合を中期的に現在の約24

Hella KGaA Hueck & Co.―本社従業員削減へ―

自動車用照明・電子部品大手の独Hellaが本社所在地リップシュタットで従業員およそ800人を削減する。生産・管理分野で高度な能力を必要としない業務の大幅削減を通して競争力を強化することが狙い。業績は悪化していないもようだ

ZF Kama、ロシアで商用車用変速機増産へ

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンとロシアの商用車最大手カマズが設立した商用車向け変速機の合弁会社ZF Kamaは1月21日、新たに建設した生産棟の開所式を行った。ZFとカマズは2016年までに約9,000万

独ヒルシュフォーゲル、ホイールハブの新たな成形技術を開発

独金属成形部品メーカーのヒルシュフォーゲルは1月22日、ホイールハブを温間(セミホット)加工で生産する技術を開発したと発表した。同社はこれまで、ホイールハブを熱間加工(熱間鍛造など)で生産してきたが、セミホットでも成形で

コンチテック、中国の駆動ベルト事業強化

独自動車部品大手コンティネンタルのゴム・プラスチック子会社であるコンチテックはこのほど、中国の台州富聚膠帯制造有限公司から駆動ベルト事業を買収すると発表した。今年初めに完成したばかりの工場(面積3万3,000平方メートル

独べバスト、スロバキア工場を拡張

自動車用ルーフシステムなどを生産する独べバストは1月23日、カブリオレ用ルーフシステム事業子会社のべバスト・エドシャ・カブリオがスロバキア工場の拡張工事を終え、操業を開始したと発表した。これまでは部品生産と組み立てを別々

独樹脂加工メーカー、ハンガリー工場の生産能力増強

独樹脂加工メーカーのヴァイス・クンストシュトフフェアアルバイトゥングは、ハンガリーにあるジュール工場の生産能力を増強している。需要拡大に対応した措置で、昨年11月には拡張工事を終えた工場の操業を開始。2014年も機械・設

ZF Kama、ロシアで商用車用変速機増産へ

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンとロシアの商用車最大手カマズが設立した商用車向け変速機の合弁会社ZF Kamaは1月21日、新たに建設した生産棟の開所式を行った。ZFとカマズは2016年までに約9,000万

独コンティネンタル、米タイヤ工場を開設

独自動車部品大手のコンティネンタルは1月28日、米サウスカロライナ州のサムターに建設した新工場の開所式を行った。乗用車および小型商用車向けのタイヤを生産する。 生産能力は段階的に引き上げる計画で、第1フェーズの2017年

Continental

独自動車部品大手のコンティネンタル はこのほど、ドイツのレーゲンスブルクにある試験センターに新たな研究室を開設した。ガソリン、ディーゼル、バイオ燃料などさまざまな燃料や添加剤などがエンジンの部品や機能にどのような影響を及

Infineon Technologies AG―EV向け事業を2020年までに10倍増へ―

半導体大手の独Infineon(ミュンヘン)が電気自動車(EV)・燃料電池車向け事業の拡大に大きな期待を寄せている。自動車向け半導体部門を統括するヨッヘン・ハーネベック氏がdpa通信に明らかにしたもので、同事業の売上高を

ヘラー、メキシコで新工場を稼働

ドイツの自動車用照明・電子部品大手であるヘラーは17日、メキシコのイラプアトに新設した工場の開所式を行った。7,000万ユーロを投資して建設した新工場はヘッドライトを年120万個、テールランプを同240万個生産し、南北ア

シューラー、同社最大のサーボプレス機が稼働開始

プレス機械世界最大手の独シューラーは16日、樹脂加工・金属成形部品メーカーのクレーマー(ノルトライン・ヴェストファーレン州ヘルツェブロック・クラーホルツ)に納入したサーボプレス機が稼働を開始したと発表した。同設備はシート

BASF

独化学大手のBASF は20日、シンガポール国立大学のグラフェン研究センター(GRC)と有機発光ダイオード(OLED)などの有機エレクトロニクスにグラフェンを使用する研究で協力すると発表した。グラフェンフィルムを有機エレ

Continental AG―車両ネットワーク化でNokiaと提携―

自動車部品大手の独Continental(ハノーバー)は14日、自動車のネットワーク化分野でNokiaの地図サービス部門Hereと提携すると発表した。予測型運転システム(エレクトロニック・ホライズン)、自動運転、高度道路

独シェフラー、自動車部門7%の増収

独ベアリング大手シェフラーのクラウス・ローゼンフェルト社長は13日デトロイトで、同社の自動車部門の2013年売上高が前年比約7%増の77億ユーロ(暫定値)に拡大したことを明らかにした。とくに北米市場が好調で全体をけん引し

独コンティネンタル、ノキアの地図サービス部門と協力

独自動車部品大手コンティネンタルは14日、米国で開催中のデトロイトモーターショー(NAIAS)でフィンランド通信機器大手ノキアの地図サービス事業部門であるHEREと自動車のネットワーク化で協力すると発表した。 両社の協力

Mahle

独自動車部品大手のマーレ は1月10日、インドの合弁会社マーレIPLの出資比率をこれまでの60%から100%に引き上げ、2013年末に完全子会社にしたと発表した。マーレIPLはチェンナイでピストンを生産しており、2013

BASF、韓国にエンプラの配合工場を建設

独化学大手のBASFは12月16日、韓国のイェサンにエンジニアリングプラスチックの配合工場を建設すると発表した。2014年上半期に着工し、2015年末から操業を開始する予定。 生産能力は当初、3万6,000メートルトンと

Knorr-Bremse AG―中国で大型受注、鉄道分野で―

自動車部品大手の独Knorr-Bremse(ミュンヘン)は12月18日、中国で大型受注を獲得したと発表した。高速鉄道435編成向けにブレーキシステムを納入する。受注額は約5億ユーロ。顧客の要望がある場合は110編成向けに

独日自動車部品大手にカルテル制裁金=韓国当局

韓国公正取引委員会(FTC)は12月23日、自動車部品大手のデンソー、独ボッシュ、同コンチネンタルの3社が価格カルテルを結んでいたとして総額1,146億ウォン(7,900万ユーロ)の制裁金支払いを命じると発表した。 \

独カイザー、経営破たん

独自動車部品会社のカイザー(パッサウ近郊のアイヒャ・フォルム・ヴァルト)は12日、会社更生法の適用をパッサウ区裁判所に申請したことを明らかにした。自動車市場の冷え込みで受注が落ち込み、資金繰りに行き詰った。今後、管財人の

独トリメット、リオ・ティントから仏2工場を買収

独アルミニウム製造大手のトリメット・アルミニウムは16日、カナダの同業リオ・ティント・アルキャンからフランスにある2工場を買収したと発表した。7月にすでに買収提案しており、当局がこのほど取引を承認した。 \ トリメットは

独エーベルスペッヒャー、中国に合弁設立

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは16日、中国の商用車大手、陝西汽車集団の子会社である陝西萬方汽車零部件(Shaanxi Wangfang Autoparts、本社:陝西省西安)と12月初

コンティネンタル、チェコの商用車用タイヤ工場に大型投資

独自動車部品大手のコンティネンタルは11日、チェコのオトロコヴィツェ工場で商用車(トラック・バス)用タイヤの生産能力を大幅に増強すると発表した。1億6,500万ユーロを投資し、今後5年間で生産能力を現在の約2倍の年150

独コンティネンタル、ダルムシュタット工科大と戦略提携

独自動車部品大手のコンティネンタルは13日、ドイツのダルムシュタット工科大学と戦略提携する契約を交わした。研究開発プロジェクトを共同で実施するほか、「生涯教育プログラム」としてコンティネンタルの従業員に同大学を通して学べ

ZF Friedrichshafen

自動車部品大手の独ZF Friedrichshafenは13日、同社売上に占めるアジア、アメリカ大陸事業の割合を2025年までに現在の40%から50%超に引き上げる意向を明らかにした。ZFは同年までに売上高を今年の170

独コンティネンタル、チェコ工場で商用車タイヤ生産拡大

独自動車部品大手のコンティネンタルは11日、チェコ東部・オトロコヴィツェにあるタイヤ工場を拡張すると発表した。1億6,500万ユーロを投じて、商用車・トラック向けタイヤの生産能力を今後5年で現在のほぼ2倍の年150万本に

ZF Friedrichshafen AG―樹脂・ゴム部品事業を中国TMTに売却―

自動車部品大手の独ZF Friedrichshafen(フリードリヒスハーフェン)は11日、中国企業・株洲時代新材料科技(TMT)にゴム・樹脂部品事業を売却することで合意したと発表した。取引金額は非公開。売却手続きはTM

独M+H、樹脂射出成形・溶接テクニカムを開設

独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメルは、樹脂部品の射出成型・溶接技術を開発するための研究・実験工場(テクニカム)を開設した。基礎技術を確立するとともに、製品化のための実験や基礎研究から量産化までのプロセ

独ボッシュ、惰性走行で燃費改善

独自動車部品大手のボッシュはこのほど、アイドリングストップ機能と走行中にエンジンをオフにした状態で惰性走行する機能(coasting mode)を組み合わせた新システムを開発していると発表した。既存のセンサー情報をベース

Auto Teile Unger Handels GmbH & Co. KG―再建計画で合意―

経営難の自動車修理サービスチェーンAuto Teile Unger(ATU、ヴァイデン・イン・デア・オーバーファルツ)は5日、同社の出資者と債権者が再建計画を取り決めたと発表した。債権の部分放棄と減資・増資手続き、新規融

Proton Motor Fuel Cell

ドイツの燃料電池メーカーであるプロトン・モーター・フューエル・セル はこのほど、燃料電池スタック「PM400」(出力30kW)を開発したと発表した。前世代の燃料電池スタックに比べ出力が大きく、また、1kW当たりのコストを

独ミンダ・シェンクが経営破たん

独自動車用樹脂部品メーカーのミンダ・シェンク・プラスチック・ソリューション(エスリンゲン)は11月29日、会社更生法の適用をエスリンゲン区裁判所に申請した。親会社である印スパーク・ミンダ・グループからの資金供給が止まり、

独技術開発企業2社が合併

独技術開発会社のリュッカー(ヴィースバーデン)とその競合であるEDAG(フルダ)が合併する。両社に出資する持ち株会社アトン(ハルベルクモース)が2日、明らかにしたもので、統合すると、従業員7,000人、世界に70の拠点を

シェフラー、音響試験センターを拡張

独自動車部品大手のシェフラーは2日、ヘアツォーゲンアウラハの技術開発センター内にある車両音響試験センターを拡張したと発表した。増設した180平方メートルの施設は音響試験3部屋と振動試験1部屋からなり、構造部品だけでなく車

タイヤサービスのフェアゲルスト、ネット販売事業が好調

自動車部品大手コンティネンタルのタイヤ・自動車サービス子会社であるフェアゲルストのネット販売事業が好調だ。同社は11月27日、2013年1-10月におけるオンラインショップの売上高が前年同期比で43%増加したと発表した。

独コンティネンタル、運転支援システムの寄付講座を開設へ

独自動車部品大手コンティネンタルの運転支援システム開発部門(リンダウ拠点)は22日、ドイツのケンプテン単科大学に安全運転システムをテーマとする寄付講座を開設することで同大学と合意した。先端技術の産学連携を促進し、幅広い研

ZF、マレーシアの新工場を稼働

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは27日、マレーシア北部のクリムに建設した乗用車向け車軸(アクスル)工場の操業を開始した。当初は、従業員74人で生産し、近くにある独自動車大手BMWグループの工場に前車軸(フ

独ヘラー、本社に電子部品の開発センター開設

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは26日、本社のあるリップシュタットに建設した電子部品の新たな開発センターを開設した。投資額は1,400万ユーロ。近代的なモビリティーの実現に寄与する革新的な技術を開発する計画。具体的に

独コンティネンタル、再生タイヤ工場を開設

独自動車部品大手のコンティネンタルは19日、ドイツのハノーバー・シュテッケン地区に建設した再生タイヤ工場(コンチライフサイクル工場)を開設した。トラックやバスの中古タイヤを再生するための最新設備を整えており、年18万本を

天然繊維複合樹脂、フォードなどが開発

自動車の内装材に使用できる新たな生分解性プラスチック複合材を、フォードを中心とする研究チームが開発した。サイザル麻とポリプロピレンを組み合わせたもので、ベルリンで14日に開催された「自動車分野における生分解性素材の利用」

Mahle

独自動車部品大手マーレ のハインツ・ユンカー社長はこのほど、dpa通信とのインタビューの中で、カーエアコン用の新冷媒に対応する2種類の空調システムを開発していると明らかにした。独自動車大手のダイムラーが安全性の問題から新

Mahle GmbH―CO2対応カーエアコン開発でコスト膨張―

自動車部品大手の独Mahle(シュツットガルト)がカーエアコンの開発で苦慮している。大部分の自動車メーカーが新冷媒「R1234yf」を利用したエアコンを採用するのに対し、Daimlerなど一部の顧客メーカーは将来的に、二

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