2014/2/5

ロシア

ZF Kama、ロシアで商用車用変速機増産へ

この記事の要約

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンとロシアの商用車最大手カマズが設立した商用車向け変速機の合弁会社ZF Kamaは1月21日、新たに建設した生産棟の開所式を行った。ZFとカマズは2016年までに約9,000万 […]

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンとロシアの商用車最大手カマズが設立した商用車向け変速機の合弁会社ZF Kamaは1月21日、新たに建設した生産棟の開所式を行った。ZFとカマズは2016年までに約9,000万ユーロを投資して同工場の生産能力を増強する計画で、新たな生産棟の建設は同計画の一環に位置づけられる。生産能力の拡大によりZFの変速機や変速機用部品の現地生産を増やしていく。

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ZF Kamaは2005年の設立で、出資比率はZFが51%、カマズが49%。ロシアのタタルスタン共和国のナレジニエ・チェルニーにある工場で現在、商用車向けのマニュアルトランスミッション「エコミッド(Ecomid)」(9速)および「エコスプリット(Ecosplit)」(16速)を生産している。製品の95%以上はカマズに納品しているが、その他のロシアメーカーや国外メーカーの現地工場にも製品を供給している。

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今回の拡張工事により、工場の面積はこれまでの4,000平方メートルから5倍の約2万平方メートルに拡大した。「エコミッド」と「エコスプリット」の生産能力は現在の年2万基から、2016年には5万基に拡大する予定。従業員数も現在の350人から200人増えて2016年には550人以上になると見込んでいる。

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