独自動車部品大手コンティネンタルは14日、米国で開催中のデトロイトモーターショー(NAIAS)でフィンランド通信機器大手ノキアの地図サービス事業部門であるHEREと自動車のネットワーク化で協力すると発表した。
両社の協力では、地図データを活用したコンティネンタルの運転支援システム「エレクトロニック・ホライズン(eHorizon)」、自動運転技術、高度道路交通システム(ITS)の開発に重点を置く方針を示している。
当初は、eHorizon向けの高精度地図の開発に取り組み、車両の位置を10~20cmの誤差で正確に特定できるようにする。また、地図には速度制限や通行禁止などの幅広い交通情報を取り込めるようにする。このような技術の開発により、走行ルートにあるカーブや坂道、減速の交通表示などに対応した運転支援が可能になり、運転の安全性や快適性、経済性を向上することができる。
また、HEREのデータをベースにしたクラウドベースのサービスなどの開発も視野に入れている。さらに、LEDヘッドライトと地図データを連携させ、交通状況に応じてヘッドライトを制御するシステムの開発も可能になると見込んでいる。