中東欧エネルギー業界の動き

テメリン原発完成は5年遅れに

チェコの電力最大手CEZが計画しているテメリン原子力発電所の新たな原子炉2基の完成は、当初予定から5年遅れの2025年になる見通しだ。同拡張工事の入札希望者に送付される入札文書の情報をもとに現地メディアが報じた。一方、C […]

独RWE、トルコでガス発電所を建設

エネルギー大手の独RWEは提携しているトルコ同業Turcas Petrolと共同で、トルコ南西のデニズリにガス発電所を建設する。発電能力は775メガワット(MW)。総工費は約5億ユーロに上る見通し。現地子会社のアンドレア

米エクソン、シェールガス探索でウクライナ国営企業と提携

米石油大手のエクソンモービルが、ウクライナ国営エネルギー企業のナフトガスと提携し、同国におけるシェールガス探索に乗り出す。ナフトガスの18日発表によると、炭坑メタンガス(CMM)の利用でも協力を予定している。 \ ウクラ

11年の欧州向けガス価格15%上昇=ガスプロム予測

天然ガス世界最大手のガスプロムは12日、今年の欧州向けガス価格が15%強上昇する見通しを明らかにした。景気回復で需要が増加する傾向にあるためだ。一方、長期供給契約を結ぶ欧州顧客数社については、要望に応えて販売価格を引き下

日本とウズベク、資源開発など経済関係を強化

日本の管首相と訪日したカリモフ・ウズベキスタン大統領は9日夜、資源開発を中心に両国の経済協力関係を拡大することで合意した。大統領訪日直前の7日には、海江田経済産業相とサイドヴァ対外経済関係投資貿易相がウランやレアメタルな

ウラン10%増産へ=カザフスタン

カザフスタンのウラン生産量は今年、1万8,600万トンとなり、昨年の1万7,803トンから10%増加する見通しだ。これにより世界最大のウラン生産国としての地位を強化する。 \ カザフスタン原子力公社(カザトムプロム)のシ

PGNiGとガスプロム、発電所の建設協議開始へ

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)とロシアの天然ガス大手ガスプロムは、天然ガス発電所の共同プロジェクトに関する協議を近く開始する。ポーランド経済紙『Parkiet』が8日報じた。 \ PGNiGのラドスワフ・ドゥ

石油大手PKNオルレン、10-12月期に増収増益

ポーランドの石油最大手PKNオルレンが10日発表した2010年10-12月期の純利益が5億4,100万ズロチ(1億8,900万米ドル)となり、前年同期から79%増加した。原油高を背景にした製品価格の上昇や精製マージンの改

ハンガリーMOL、10-12月期は79%増益

ハンガリーの石油・ガス大手MOLが14日発表した2010年10-12月期連結決算は、純利益が330億フォリントとなり、前年同期から79%増加した。営業利益は前年同期比18%増の629億フォリント。原油販売価格の上昇に加え

ロスアトム、ベレネ原発事業からの撤退検討

ロシア原子力公社(ロスアトム)が、ブルガリアの原子力発電所プロジェクトから撤退することを検討している。インタファクス通信が7日、内部文書をもとに報じた。 \ ロスアトムは2006年、ブルガリアの国営電力企業NEKとドナウ

東芝と露TENEX、濃縮ウラン販売事業の検討開始

東芝は9日、ロシアの国営原子力企業ロスアトム傘下のテクスナブエクスポート(TENEX)と、濃縮ウラン販売に関する合弁事業設立について検討を開始したと発表した。濃縮ウランを日本の原子力発電施設などに販売するため、早ければ今

仏アルストム、ルスハイドロと合弁事業で合意

仏重電大手アルストムと露水力発電最大手のルスハイドロは11日、発電タービン工場を共同で建設することで合意した。総工費は5億ユーロ。2月末までに提携の詳細を取り決め、合弁会社を設立する予定。出資比率は明らかにしていない。

シェル、ガスプロムに資産譲渡検討

英蘭系国際石油資本のロイヤル・ダッチ・シェルは、ロシア・サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」を拡大する見返りとして、アジア太平洋地域の資産をロシアの政府系天然ガス企業ガスプロムに譲渡する方針だ。米通信社ブルー

原発建設アドバイザーの入札を開始

ポーランド電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)の原発部門PGE EJ 1は6日、同国初の原子力発電所を建設する事業で、技術アドバイザーの入札を開始したことを明らかにした。ブルームバーグによると、発電能力

リトアニア企業、太陽電池モジュールの生産を計画

リトアニアの精密エンジニアリング企業MG AB Precizikaが同国初となる太陽電地モジュールの生産を計画している。スイスのシリコン加工機械メーカー大手、マイヤー・ブルガー・テクノロジー傘下のモジュール製造装置会社3

ロスネフチ、2010年10-12月期利益79%増

ロシア最大の石油会社、ロスネフチが4日発表した2010年10-12月期の純利益は前年同期比79%増の30億5,600万米ドルに急増した。原油価格の上昇が追い風となった。売上高は19%増の173億8,400万ドル、営業利益

英BP、ロスネフチとの提携でロシア合弁株主と調停へ

英石油メジャーのBPは、1月中旬に発表したロシア石油最大手ロスネフチとの株式交換取引を延期する。ロシア合弁会社TNK BPで提携する現地株主Alfa-Access-Renova(AAR)による同取引の差し止め請求に対し、

ヤロスラヴリ州、ロシアの先端エネルギー技術拠点に

ロシア中部のヤロスラヴリ州がエネルギー関連産業の拠点として注目されている。モスクワにも比較的近く、有能な人材を確保しやすいことから、国内だけでなく外国企業も進出している。同州は2010年1-11月の鉱工業生産が前年同期比

ロシア鉄道、モンゴル炭田開発に名乗り

国営ロシア鉄道(RZD)は、日本や韓国の企業と共同でモンゴル南東部のタバントルゴイ炭田開発の国際入札に関する事前提案書を提出した。同社の広報担当者が2日、米ダウジョーンズ通信とのインタビューで明らかにした。 \ タバント

ロシアの富豪、ムルマンスク商港買収で合意

ロシアの新興実業家ゲンナジー・ティムチェンコ氏はこのほど、同国バレンツ海沿いのムルマンスク商港を2億5,000万ドルで買収することで、同港を運営する民間投資家グループと合意した。7日付け『モスクワ・タイムズ』紙によると、

日本とウズベク、資源開発で合意

ウズベキスタンのカリモフ大統領の8日の来日を控えた7日、両国政府はウランやレアメタルなどの資源開発で協力することで合意し、海江田経済産業相とサイドヴァ対外経済関係投資貿易相が覚書に署名した。 \ 経済産業省所管の独立行政

ポーランド、国内初の原発は2020年に

ポーランドのトゥスク首相は1月25日の閣議後の記者会見で、国内初の原子力発電所の建設計画を当初の予定通り進める方針を明らかにした。今年6月末までに原発の建設、運営に関する法案の成立を目指す。政府は昨年1月に原発建設を決定

米ソーラー企業、ブルガリアで発電所建設を計画

米ニュージャージー州に本社を置く太陽光発電事業のデベロッパーEuro Solar Parksはこのほど、ブルガリアで太陽光発電所建設のための用地を買収した。同国中部カルロヴォの2カ所の用地で、総面積は約1万1,560平米

ロスアトム、ベラルーシで原発建設

ロシア原子力公社(ロスアトム)のキリエンコ社長は1月25日、ベラルーシ初の原子力発電所の建設を9月に開始すると発表した。建設契約は2月末か3月初めに開催予定のロシア・ベラルーシ国家連合の会議で調印されるという。 \ ベラ

ロスネフチとエクソンモービル、黒海油田の探査・開発で提携

ロシアの石油最大手ロスネフチと米同業エクソンモービルは1月27日、世界経済フォーラムが開かれているスイスのダボスで、黒海油田を共同で探査・開発すると発表した。事業規模は10億ドル。合弁会社を設立し、探査段階では折半、開発

ガスプロムが独占的地位を乱用、リトアニアが欧州委に苦情

リトアニア政府は25日、同国でガス供給を独占するロシアのガス最大手ガスプロムがその独占的地位を乱用しているとして、欧州委員会に苦情を申し立て、調査を要請したことを明らかにした。 \ ガスプロムはリトアニアでガス供給を独占

PKNオルレン、BPと燃料供給契約

ポーランドの石油最大手PKNオルレンは14日、石油メジャー(国際石油資本)の英BPグループ傘下のBPヨーロッパと燃料の供給契約を交わしたと発表した。契約期間は今月1日から12月31日までの1年間で、BPヨーロッパがポーラ

クロアチアINAへの出資引き上げ失敗

ハンガリーの石油最大手MOLは19日、クロアチアの石油会社INAに対する出資比率を過半数に引き上げることに失敗したと明らかにした。 \ INAに47.15%を出資するMOLは先月3日、過半数出資を目指しINAの浮動株80

ソーラー発電所の出力3.7倍に=チェコ

チェコにおけるソーラー発電所の新設能力は2010年に1,264メガワット(MW)となり、ドイツ、イタリアに続き世界3位となった。これにより、既存設備を含めた発電能力は1年前の3.7倍の1,727MWに急増した。現地の『リ

ルーマニアの原発事業、国外電力3社が撤退

独エネルギー大手のRWEは20日、ルーマニアのチェルナボダに原子力発電所を建設するプロジェクトから撤退すると発表した。金融危機の余波で事業の経済的な見通しが不透明になったため。仏GDFスエズと西イベルドローラも同様に手を

東芝、ブルガリア事業に本腰

東芝は24日、ブルガリアのエネルギー公社、ブルガリア・エナジー・ホールディング(BEH)と、エネルギー効率化での協力に関して覚書を締結したと発表した。発電の効率化やスマートグリッド(次世代送電網)の構築などを視野に入れ、

LNGの生産拡大目指す・20年までに7倍に

ロシアが液化天然ガス(LNG)の生産拡大に取り組んでいる。同国の天然ガス輸出はパイプライン経由が主力だが、主要仕向け先である欧州で分散調達の観点からLNG需要が拡大していることに加え、中東諸国がLNGの輸出攻勢を強めてい

墺エネルギー大手、セルビアのガス会社買収

墺エネルギー大手エネルギー・シュタイヤーマルクは10日、セルビアのガス供給会社ベオガスの株式67%を740万ユーロで取得したと発表した。南東欧地域で事業を拡大する戦略の一環。 \ ベオガスは首都ベオグラードのガス供給網の

トルコ、2016年にも電力不足に

トルコでは経済成長に伴い電力需要が急速に拡大している。トルコ最大の通信会社であるアナドル通信が12日、トルコ送電公社(TEIAS)の報告書を引用して伝えたところによると、電力部門への投資を加速させなければ、同国が2016

トルコ議会、再可エネ法の改正案可決

トルコ議会は先ごろ、再生可能エネルギー法の改正案を可決した。エネルギーを海外からの輸入に頼る体制から脱却し、再生可能エネルギーの振興を図るのが狙い。 \ 改正法は、2005年5月18日から15年12月31日までに設置され

仏アルストム、エストニアで発電所建設を受注

仏重電大手アルストムは14日、エストニアの国営電力会社Eesti Energiaと発電所建設に関する大型契約を締結したと発表した。アルストムはロシア国境に近いエストニアのナルヴァに火力発電所を建設する。受注額は9億5,0

日本とロシア、LNG事業協力で合意

日本政府と露国営ガス会社ガスプロムは17日、ロシアの太平洋岸からアジア諸国に天然ガスを輸出する事業を進めることで合意した。両者は、ウラジオストク近郊の液化天然ガス(LNG)プラント建設に向け、年内に基本設計に関する事前調

BPとロスネフチが株式持合い、北極圏プロジェクトで事業提携

英石油メジャーのBPがロシア国営の競合、ロスネフチと株式持合いで合意した。北極圏における石油・ガスの共同探査・採掘が狙い。メキシコ湾での原油流出事故で米国における事業展開が不透明になるなか、ロスネフチと組むことで長期的な

アゼルバイジャン、欧州ガス供給でEUと合意

アゼルバイジャンのアリエフ大統領と欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長は13日バクーで、アゼルバイジャン産天然ガスの欧州供給を内容とする合意書に調印した。EUが支援するガス・パイプラインプロジェクト「ナブッコ計画」は、こ

独RWE、ポーランドの2風力発電所が稼働

独エネルギー大手RWEは10日、再生可能エネルギー子会社RWE Innogyがポーランドに建設した2つの風力発電所、「Piecki」と「Tychowo」が稼働を開始したと発表した。2009年10月には北東部スヴァウキの風

独禁当局、PGEのエネルガ買収に“待った”

ポーランドの独禁当局(UOKiK)は14日、ポーランド電力最大手の国営ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)による同4位のエネルガ買収を禁止すると発表した。発電大手のPGEが供給・販売大手のエネルガを買収した場合、

伊企業、再可エネルギー事業を計画

ハンガリーの再生可能エネルギー利用拡大で、イタリアの貢献度が高まりそうだ。オーストリアの経済紙『ヴィルトシャフツブラット』が12日、在ハンガリー伊商工会議所の広報の談話として報じたところによると、伊企業約50社が再可エネ

ハンガリーでインフレ加速、利上げ圧力強まる

ハンガリー中央統計庁(KSH)が14日発表した2010年12月の消費者物価指数は前年同月比で4.7%上昇した。上昇率は11月の4.2%から拡大し、アナリスト予測も上回った。米金融大手ゴールドマンサックスやJPモルガンのア

独エーオンの高効率発電所、スロバキアで稼動

独エネルギー最大手エーオンは10日、スロバキアに建設したガスコンバインドサイクル発電所が運転を開始したと発表した。総工費は4億ユーロ。2008年10月に着工し、計画通り2年2カ月で稼働にこぎつけた。 \ 新発電所はスロバ

アゼルバイジャンがEUにガス供給、「南回廊」構想が前進

欧州委員会のバローゾ委員長とアゼルバイジャンのアリエフ大統領は13日、同国から欧州向けの天然ガス供給に関する共同宣言に署名した。アゼルバイジャンが欧州向けガス供給を確約するのは初めて。EU側はカスピ海周辺国からロシアを迂

ポーランドで風力発電の普及進む

ポーランドで風力発電の普及が加速している。2010年1~9月の新規設置容量は前年同期と比べ51%増加し、9月に総設備容量が1ギガワット(GW)を突破したことが、オーストリア系税務・会計監査大手TPA Horwath、ポー

国営電力CEZ、ルーマニア原発プロジェクトから撤退

チェコ国営電力会社CEZは4日、ルーマニアの原子力発電所建設プロジェクトから撤退したと発表した。国内事業の強化に向けて、国外事業を整理する経営戦略に沿うもので、すでに昨年9月、撤退を表明していた。 \ 今回手放したのは、

スロバキア、太陽光発電の促進にブレーキ

チェコに続き、スロバキアも太陽光発電に対する優遇措置を縮小する。高水準の買い取り価格を背景とした太陽光発電の急速拡大で、電力料金が高騰するのを防ぐ狙い。建物の屋上や壁に据え付けられる小型設備については補助を継続する。一方

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