2011/2/16

CIS諸国

日本とウズベク、資源開発など経済関係を強化

この記事の要約

日本の管首相と訪日したカリモフ・ウズベキスタン大統領は9日夜、資源開発を中心に両国の経済協力関係を拡大することで合意した。大統領訪日直前の7日には、海江田経済産業相とサイドヴァ対外経済関係投資貿易相がウランやレアメタルな […]

日本の管首相と訪日したカリモフ・ウズベキスタン大統領は9日夜、資源開発を中心に両国の経済協力関係を拡大することで合意した。大統領訪日直前の7日には、海江田経済産業相とサイドヴァ対外経済関係投資貿易相がウランやレアメタルなどの資源開発で協力することを盛り込んだ覚書に署名。経済産業省所管の独立行政法人JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)とウズベキスタンの地質鉱物資源国家委員会が、鉱区の探査・開発やウラン鉱山廃さいからレアメタルを回収する事業で具体的な協力の形を検討していくことが決まった。

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また、日本政府はウズベキスタン南部の鉄道電化事業(カルシ-テルメズ間)に180億6,700万を上限とする円借款を供与すると発表した。

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■三井住友銀はウズベク国営銀と提携

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三井住友銀行は、カリモフ大統領が訪日した8日、ウズベキスタン国営の対外経済活動銀行(NBU)と業務提携したことを明らかにした。両国企業向けに貿易金融や日本円の決済支援サービスを提供する。

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現地の通信社トレンド・ニュース・エージェンシーによると、三井住友銀は日本企業のウズベキスタン進出を支援するため、同国のナボイ自由工業経済地区で実施されるプロジェクトに約1億ユーロの融資枠を用意するもよう。NBUが実施するプロジェクトへの参加を目指す日本企業も支援する方針で、特に環境プロジェクトに重点を置くという。

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