2011/2/16

CIS諸国

ウラン10%増産へ=カザフスタン

この記事の要約

カザフスタンのウラン生産量は今年、1万8,600万トンとなり、昨年の1万7,803トンから10%増加する見通しだ。これにより世界最大のウラン生産国としての地位を強化する。\ カザフスタン原子力公社(カザトムプロム)のシュ […]

カザフスタンのウラン生産量は今年、1万8,600万トンとなり、昨年の1万7,803トンから10%増加する見通しだ。これにより世界最大のウラン生産国としての地位を強化する。

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カザフスタン原子力公社(カザトムプロム)のシュコルニク社長によると、うち同社の生産量が1万1,000トン以上を占める見込み。同社は外国企業などとウラン採掘事業で数多くの提携を結んでいる。

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カザフスタンは2009年にカナダを抜いて世界最大の生産国となった。確認埋蔵量では世界全体の15%を占め、豪州に次いで2位。カザフスタンは以前から、2015年までに年産量を2万5,000トンに引き上げる方針を示している。

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世界のウラン需要は今後、急速に拡大する見通しだ。世界原子力協会の予測によると、2020年の需要量は9万1,537トン、2030年は10万6,128トンに上る。これは、2010年の消費量(推測値)をそれぞれ33%、55%上回る水準だ。

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