東欧市場における電機電子工業界の動き

トルコの国産EV、使用済みバッテリーを蓄電施設に再利用

トルコ自動車合弁会社(TOGG)のカラカシュ最高経営責任者(CEO)は5日、2022年に製造を開始する国産電動車(EV)の使用済みバッテリーを蓄電施設に再利用する方針を明らかにした。合弁提携する中国の※能科技(ファラシス

独工作機械大手フェスト、ブルガリアに第3工場

独工作機械大手フェストがブルガリアの首都ソフィアの近郊に第3工場を設置する。2023年に稼働予定で、オートメーション機器、エアシリンダー、通信モジュール、制御機器、サーボモーターなどを生産する。投資額は生産設備類を除き4

トルコIT企業テクノサー、富士通の同国子会社を買収

トルコの投資会社ヒタイ・ホールディングは4日、傘下のIT企業テクノサー(Teknoser)が富士通テクノロジー・ソリューションズのトルコ子会社を買収したことを明らかにした。テクノサーは今後、トルコで富士通製品を扱う唯一の

リトアニア通信大手とエリクソンが5Gで提携、華為を排除

リトアニアの通信大手テリア・リエトゥバ(Telia Lietuva)はこのほど、スウェーデンの通信機器大手エリクソンとモバイル通信網の改修および第5世代(5G)移動通信サービスの展開で協力することで合意した。テリアは来年

IT販売のスイス・アルソ、ルーマニアに物流ハブを設置

情報通信分野の総合サービスを提供するスイスのアルソが、ルーマニア拠点に物流ハブを新設する。東欧事業の急速拡大を目指す戦略に沿うものだ。 アルソによると、ルーマニアの情報通信機器・システム(ITC)市場は2019年に150

ロシアの科学者が新設備を開発、水素貯蔵材料の研究を目的に

ロシア国立原子力研究大学(MEPhl)の研究チームが水素貯蔵材料の研究に向けて、新しい試験設備を製作した。フィルム状の水素吸蔵合金に適した合金組成や製造法を見出す目的だ。同大学によると、この種の設備はほかに類を見ないとい

露ズベルと米ビザ、AI利用のデータセンター設立

ロシアのフィンテック大手で国営のズベルはこのほど、米クレジットカード大手のビザと協力してビッグデータを分析する人工知能(AI)ベースのデータセンターを設置する計画を明らかにした。ウェブ紙『イーストウェストデジタルニュース

韓国SKIがポーランド新工場に追加投資、LiBSの生産能力2倍に

韓国のエネルギー・石油化学大手SKイノベーション(SKI)が、ポーランドで建設中のリチウムイオン電池用セパレーター(LiBS)工場の生産能力を当初計画の2倍に引き上げる。同社のバッテリーセパレーター事業子会社、SK IE

トルコ家電大手ヴェステル、英社から2ブランド取得

トルコの家電大手ヴェステル(Vestel)は10月28日、英同業クロスリーから2つのブランドを取得したと発表した。英国を含む欧州市場での事業基盤強化が狙い。取引額は明らかにしていない。 タンブラー乾燥機「ホワイトナイト」

米HP、チェコにスパコンを納入

米コンピューター大手のヒューレット・パッカードは15日、チェコにスーパーコンピューター(高性能コンピューター:HPC)を納入すると発表した。欧州連合(EU)が進める「欧州高性能コンピューティング共同プロジェクト(Euro

ラトビア通信サービス大手LMT、5Gルーターを共同開発

ラトビアの移動体通信サービス大手LMTとITサービスのミクロティク(MikroTik)が第5世代移動通信(5G)の関連技術開発に共同で取り組んでいる。LMTのリデーレ広報担当がこのほど現地通信社LETAに明らかにしたもの

トルコ、年内にもリチウム工場が稼働

トルコのドンメズ・エネルギー天然資源相は12日、国営ホウ素メーカーのエティ・マデン(Eti Maden)が北西部エシュキシェヒルで建設するリチウム工場が間もなく完工し、年内にも生産を開始すると発表した。年産規模は当初10

トルコ初の超小型衛星打ち上げへ、学生チームが開発

トルコの学生が製作した同国初の超小型衛星が年内に打ち上げられる見通しだ。現地紙『デイリー・サバ』が7日報じた。衛星は同国のビュレント・エチェビト大学の学生チームが製作した「Grizu-263A」で、大きさは5センチメート

ロシアの研究家ら、極薄カメラを開発

ロシアのサマラ大学の研究者らが厚さがほぼゼロの極薄カメラを開発した。スマートフォン、モバイル・ドライブレコーダー(MDVR)などのモバイル機器や、監視カメラ(CCTV)などでの需要を見込む。 サマラ大学のスキダノフ教授ら

エンストのエストニア子会社、EV用充電器の生産を開始

フィンランド電気機器メーカー、エンストのエストニア子会社エンスト・エンセク(Ensto Ensek)がケイラ工場で、集合住宅向け電動車(EV)用スマート充電器「エンスト・ワン」の製造を開始した。EVの普及で需要が見込まれ

NEDO、ポーランドにハイブリッド蓄電池システム設置

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2日、ポーランド北部グダニスクのビストラ風力発電所に国内最大規模のハイブリッド型蓄電池システム(BESS)を設置し、実証運転を開始したと発表した。同地で予定されている大規模

中国レノボ、ハンガリーに工場建設

中国パソコン大手のレノボ(聯想集団)がハンガリーのブダペスト郊外のユレーに工場を建設する。投資額は82億フォリント(2,470万ユーロ)で、政府から20億フォリントの助成を受ける。稼働開始は来春の予定。1,000人の雇用

韓国電装品メーカー京信、セルビア工場を来年3月に開設

韓国自動車部品メーカーの京信はセルビアに建設中の工場を来年3月までに前倒しで開設する計画だ。建設地の中部スメデレブスカ・パランカのニコラ・ブセン市長が23日に明らかにしたもので、当初は8月の稼働開始を予定していた。完成後

日本電産の欧州新工場、セルビアが候補地に

日本電産が欧州の新工場の建設予定地としてセルビアを検討している。同国北部のノビ・サド市当局が16日、同社の代表団との会談後に明らかにしたもので、代表団は同市最大の工業団地「セベル4」を視察した。工場設置が実現すれば西バル

ポーランド、サイバーセキュリティ対策で中国企業を排除へ

ポーランド政府はこのほど、サイバーセキュリティ上のリスクが高い製品の使用禁止などを定めた法案を提出した。現行の「サイバーセキュリティの国家システムに関する法律」を改定するもので、ハードおよびソフトウエアを供給する事業者は

リトアニア、5Gインフラ開発で米と提携

リトアニアと米国の両政府が次世代移動体通信(5G)向けインフラ開発で提携する。訪米中のリンケイツィウス外務相が16日、ポンペオ米国務長官と提携覚書に調印した。米国はすでにエストニア、ラトビアと同様の提携で合意しており、リ

米デクスコム、ビリニュスでサービスセンター開設へ

持続血糖測定器(CGM)大手の米デクスコムが2021年、リトアニアの首都ビリニュスにグローバル・ビジネス・サービス・センター(GBSセンター)を開設する。欧州・中東・アフリカ(EMEA)事業におけるバックオフィス業務の効

トルコのDOFロボティクス、入場者消毒キャビンの受注好調

トルコの電子機器メーカー、DOFロボティクスが開発した入場者の自動消毒装置(キャビン)が受注好調だ。新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための衛生管理策として、空港やショッピングモールなど多様な施設で需要がある。メルトカ

エストニアの電子行政サービス大手、独同業を買収

エストニアの電子行政戦略・コンサルティング会社ノータル(Nortal)は10日、独同業シュッツェの買収で合意したと発表した。両社の力を結集して欧州の成長戦略を進め、欧州と米国のソフトエンジニア1000人体制によるデリバリ

日本電産、セルビア進出か

日本電産がセルビア北部のノビ・サドで工場の建設を検討している。同市の位置するボイボディナ自治州のイゴール・ミロビッチ大統領が12日に明らかにしたもので、雇用規模は数百人。実現すれば西バルカンにおける同社初の拠点となる。現

ロシア、アンゴラから通信衛星を受注

ロシアの衛星製造会社レシェトニェフ(Reshetnev)がアンゴラから「アンゴサット2」通信衛星を受注した。現行の「アンゴサット1」衛星を更新するもので、製造・打ち上げ・保守などを一手に引き受ける。 アンゴサット2は20

トルコ、大型テクノロジーパークを開設

トルコ金属産業経営者連合会(MESS)は8月29日、イスタンブールで大型テクノロジーセンターを開設した。コジャエリ県で同時に開設された工場40軒と連動し、トルコの開発・生産力を強化する狙い。テクノロジーセンターには2億米

ロシアで新型サーモセル開発、発電に体温を利用

ロシア国立科学技術大学(MISiS)の研究者らが、新しいタイプの熱化学電池(サーモセル)を開発した。今後の研究で身体が発する熱を電気に変換できるようになり、衣料品に仕込んだウェラブル電源などに応用できそうだ。 サーモセル

韓国SKがハンガリー新工場で採用開始、10-12月の稼働に向け

韓国SKイノベーションはこのほど、ハンガリーのバッテリー製造子会社であるSKバッテリー・ハンガリー(SKBH)が同国北西部のコマーロムに建設中の電気自動車(EV)用バッテリー工場で従業員の採用と研修を開始したと発表した。

露ヤンデックス、配車・宅配サービス統合アプリの運用開始

ロシアのネットサービス大手ヤンデックスが配車などの交通サービスと宅配分野の多様なサービスを統合した新アプリ「ヤンデックス・ゴー(Yandex Go)」を立ち上げた。スーパーアプリと呼ばれるこの種の統合アプリは欧州初となる

スマート中敷きなどの圧力測定デバイス開発 チェコ

ランニング時の衝撃分布を測定できるスマート中敷きを開発している。ランニングやウォーキングにおける足裏への衝撃度を測定し、携帯端末の画面に表示することで重心の偏りをユーザーに警告する。仕組みは、中敷きの全面に圧力計測用のナ

ルーマニアのスタートアップ企業、投資額が中東欧で最大に

ルーマニアのスタートアップ企業が外国投資家の注目を集めている。中東欧諸国の中で同国はエストニアと並び過去7年間に同企業への投資が最も多く行われており、バルト3国や中欧4カ国(ヴィシェグラード4カ国=V4)に並ぶ投資先とな

EUプロジェクトで電力貯蔵用の有機電池を開発

リトアニア・エネルギー研究所(LEI)は12日、欧州連合(EU)の助成を受けて進めている「エナジーキーパー」プロジェクトで、電力貯蔵用の有機レドックスフロー電池(ORFB)の開発に成功したと発表した。プロジェクトを取りま

医療診断支援ツール開発 ポーランド

人工知能(AI)ベースの医療診断支援技術を開発している。病気を疑う人が医療機関を受診する前に予備的な診断ができるツールを提供しており、病院に行くべき症例か否かをユーザー自身が判断できるようにする。これを活用することにより

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