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2012/3/16

企業情報 - 部品メーカー

BASF、LFPの特許ライセンスを取得

この記事の要約

独化学大手のBASFは14日、スイス化学大手クラリアントの子会社であるLiFePO4+Cライセンシング(ムッテンツ、スイス)とリン酸鉄リチウム(LFP)の世界生産・販売に関する特許ライセンス契約を締結したと発表した。LF […]

独化学大手のBASFは14日、スイス化学大手クラリアントの子会社であるLiFePO4+Cライセンシング(ムッテンツ、スイス)とリン酸鉄リチウム(LFP)の世界生産・販売に関する特許ライセンス契約を締結したと発表した。LFPはリチウムイオン電池の正極材料となり、ハイブリッド車や定置用の高性能二次電池に使用される。BASFは現在、LFPをパイロットプラントで試験生産しており、2012年の第4四半期(10~12月)にも商用生産を開始する予定。

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BASFはリチウムイオン電池の正極材についてはすでに、三元系(NMC:ニッケル、コバルト、マンガン)の特許を持つ。LFPがこれに加わることで幅広い製品を提供できるようになる。

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LiFePO4+Cライセンシングは、LFPに関する特許を持つカナダのHydro-Quebec、フランス国立科学研究センター(CNRS)、カナダのモントリオール大学の代理人を務めている。

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BASFは三元系(NMC:ニッケル、コバルト、マンガン)については、米アルゴンヌ国立研究所(ANL)から特許使用権を取得している。

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