米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社オペルは「ジュニア」の名称で呼ばれている開発中の小型車の正式名を「アダム」とする。オペルの広報担当者が8日、明らかにした。全長は3.70メートルで、低価格車として販売する予定はないと説明している。塗装の色を豊富にするなどオリジナル性の高いモデルを選択できるようにする方針という。同モデルは9月のパリモーターショーで発表する予定。
\「アダム」というモデル名はオペルの創業者「アダム・オペル」に由来すると見られている。オペルのこれまでの発表によると、同モデルはドイツのアイゼナハ工場でのみ生産する方針。同工場ではすでに試験生産を開始しており、来年1月から本格生産を開始する予定。アイゼナハの従業員数は現在約1,600人。同小型車の生産に向け1億9,000万ユーロを投資してきた。
\8日付けの英『Autocar』誌(電子版)によると、オペル(英ボクソール)は「アダム」を高級志向のモデルに位置付けており、価格はアダムよりも大型の「コルサ」を上回る可能性があるという。同モデルは3気筒のガソリンおよびディーゼルエンジンを搭載する予定だが、インサイダー情報によると、エンジンルームは、より大型でスポーティーな4気筒エンジンも搭載できるように予め大きめに設計されているという。
\