ドイツと米国の自動車大手が電気自動車向けの急速充電器用コネクタの標準化で協調している。同コネクタは5月6~9日に米ロサンゼルスで開催された電動車両の国際シンポジウム「EVS26」で披露された。
\同急速充電用コネクタは、急速充電と一般家庭の電源からの普通充電が可能なコンボコネクタ方式を採用しており、交流による急速充電、直流による普通充電、直流による急速充電に対応しているという。急速充電では15~20分で充電が完了するという。
\同プロジェクトに参加するのは、アウディ、BMW、クライスラー、ダイムラー、フォード、ゼネラルモーターズ(GM)、ポルシェ、フォルクスワーゲン(VW)の8社。
\同システムが標準化されれば、ドライバーはさまざまな充電スタンドを利用できるようになり利便性が高まる利点がある。また、共通化によりメーカーのコスト負担が軽減されるため価格が安くなるほか、インフラ整備が加速し、電気自動車の普及が進むと期待されている。
\8社が協力して開発したコンボコネクタは今年末に発売される予定。また、同方式を採用した車両は2013年頃から市場投入される予定とされている。
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