独高級車メーカーBMWと韓国の現代自動車が、エンジン開発などの分野で提携する方向で協議している。ロイター通信が3日、関係筋の話として伝えた。
\関係筋は、「協議は初期段階にある」としている。また、別の関係筋はロイターの取材に対し、両社がエンジンの共同開発や開発コストの分担を含む包括的な提携について話し合いを行なっていたと明らかにした。ただ、協議が現在も続いているかについては分からないと語っている。
\3日発行の独自動車業界誌『Automobil Produktion』は、現代自の鄭夢九会長の息子、鄭義宣氏がミュンヘンでBMW幹部と会談し、10億~20億ユーロにのぼるエンジン開発コストの分担について協議したと伝えている。
\BMWはディーゼルエンジンの供給や電気自動車に使う次世代リチウムイオン電池の研究でトヨタ自動車と協力関係にあり、仏PSAプジョー・シトロエンともハイブリッドシステムの開発やエンジン供給で提携している。BMWのライトホーファー最高経営責任者(CEO)は報道を受け、「今のところ提携先を拡大する予定はない」とコメント。現代自の広報も、提携をめぐる協議や幹部による会合が行われたとの報道を「根拠がない」と否定した。
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