独自動車大手のダイムラーは同国のウルム大学と共同で、車両の周辺状況を認識するシステムを研究・開発する研究所「driveU(Daimler Research Institute for Vehicle Environment Perception a Ulm University)」を設立する。特に、複雑な交通情報を的確に分析し、危険を事前に予測するなど事故防止システムの研究に重点を置く。
\同研究所では、例えば、ドライバーの頭の向きをカメラで認識し、ドライバーの注意力を認識するシステムや、各センサーがどのような周辺情報を認識できるかを評価する研究などを計画している。
\ダイムラーはこれまでも産学政連携に注力してきた経緯があり、今回のプロジェクトと類似した例は、2006年にベルリン工科大学とダイムラーが共同で設立した車両のネットワーク技術を研究するプロジェクト「DCAITI(Daimler Center for Automotive Information Technology Innovations)」がある。
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