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2012/5/11

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、4月は2.9%増

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した同国の2012年4月の乗用車新車登録は27万4,066台となり、前年同月に比べ2.9%増加した。個人による新車登録の割合は39.5%だった。1~4月の累計では、前年同期比1.8%増 […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した同国の2012年4月の乗用車新車登録は27万4,066台となり、前年同月に比べ2.9%増加した。個人による新車登録の割合は39.5%だった。1~4月の累計では、前年同期比1.8%増の104万7,702台となっている。

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4月のブランド別の登録台数をみると、ドイツメーカーは最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同月比0.4%増の6万1,111台を確保。このほか、ダイムラーの高級乗用車ブランドのメルセデス・ベンツが同16.7%増、同社の超小型車ブランドのスマートが同33.3%増と好調だった。アウディも同15.0%増の2ケタの伸びを示した。

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国外ブランドでは、首位のルノー/ダチアが2.4%減の1万2,587台と振るわなかった一方、2位のシュコダは28.1%増の1万2,464台と大きく伸ばした。

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日本勢はホンダが2.0%増の2,064台、マツダも4.4%増の3,175台を確保した一方、ダイハツ、三菱自、日産/インフィニティ、スバル、スズキ、トヨタ/レクサスは前年実績を下回った。

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セグメント別では、大型バンが(VW「トゥーラン」など)13.1%増、オフロード車(VW「ティグアン」など)が13.6%増、ミニ(VW「アップ」など)が32.2%増と大きく伸びた。

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(5~6頁の表グラフ参照)

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■ 国内乗用車生産、4月は10%減

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ドイツ自動車工業会(VDA)によると、2012年4月の国内乗用車生産は前年比10%減の42万5,600台、輸出も同14%減の32万3,000台に縮小した。減少には統計上の理由がある。国外からの受注は堅調で4月は8%増加したという。

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中国向けの一部のモデルでは、現地調達率を引き上げるため、現地で顧客に出荷する前に一部の組み立て作業を行っている。このため、生産の大部分がドイツの工場で行われていても、統計上は国外生産に組み込まれるため、生産台数に反映されない。

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