英国のエネルギー・気候変動省（DECC）と技術戦略委員会（TSB）はこのほど、低炭素の交通およびエネルギーシステムにおける燃料電池と水素技術に関する5件の研究開発プロジェクトに総額1,900万ポンドの助成金を交付することを決定した。
\助成を受けるのは、エアプロダクツ、BOC、ITMパワー、ラトランド・マネジメント、SSEの5社が実施するプロジェクトで、具体的には◇ロンドン市内に水素ステーション網を構築する（エアプロダクツ）◇スウィンドン市内にある公共水素ステーションに太陽光発電による電解式水素を供給する（BOC）◇ワイト島に再生可能エネルギーを使用した、カーボンニュートラルな水電解式水素ステーションを設置する（ITMパワー）◇サリービジネスパークでの太陽電池式水素エネルギーシステムの実証実験（ラトランド・マネジメント）◇アバディーンシャーでの完全再生可能水素システムの実証実験（SSE）――という内容。
\ビジネス・企業担当のプリスク国務相は、英国は水素と燃料電池技術で世界をリードする開発を行なってきた。この能力をさらに伸ばし、活気ある産業に発展させることで、世界市場でシェアを獲得し、国際的なパートナーシップを促進し、対内投資を増加させ、経済成長と雇用創出につなげることができるとコメントした。
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