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2012/9/7

企業情報 - 部品メーカー

アルミ大手ルサール、需要減と市況悪化で3%減産へ

この記事の要約

アルミ世界最大手のロシアのUCルサールは8月27日、今年末までに年間生産能力を15万トン(全体の3%相当)削減する方針を明らかにした。世界的な景気減速による需要減と過剰生産でアルミの国際価格が約2年ぶりの安値に下落する一 […]

アルミ世界最大手のロシアのUCルサールは8月27日、今年末までに年間生産能力を15万トン(全体の3%相当)削減する方針を明らかにした。世界的な景気減速による需要減と過剰生産でアルミの国際価格が約2年ぶりの安値に下落する一方で、アルミ生産に必要な電力のコスト上昇で採算が悪化しているため。

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生産能力削減の対象となるのは、ナドボイツィ、ボゴスロフスク、ボルホフ、ノボクズネツクの4カ所にある精錬所。ルサールでは今後、シベリアで建設を進めているボグチャンスキー精錬所をはじめとする最新鋭の精錬所に生産を段階的に移管し、生産の効率化を図る考えだ。

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ルサールは世界のアルミニウム生産量の9%を占める世界最大のアルミメーカー。27日に発表した2012年上期(1~6月)決算は売上高が前年同期比9.66%減の57億1,000万米ドル、純利益は95.25%減の3,700万ドルと大幅な減益となった。

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