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2013/2/8

一般・技術・その他 (旧)

運転支援システムに前向きな評価=欧州3カ国アンケート調査

この記事の要約

独自動車部品大手のボッシュはこのほど、ドイツ、フランス、イタリアの欧州3カ国で実施した運転支援システムに関するアンケート調査の結果を発表した。\ 運転支援システムがオプション販売でしか購入できないケースが多い中級車あるい […]

独自動車部品大手のボッシュはこのほど、ドイツ、フランス、イタリアの欧州3カ国で実施した運転支援システムに関するアンケート調査の結果を発表した。

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運転支援システムがオプション販売でしか購入できないケースが多い中級車あるいはそれ以下のモデルを2012年またはそれ以前の3年間に購入したドライバーを対象に、2012年6~10月まで調査を実施した(オンラインアンケート:2,261人、個別インタビュー:120人)。

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これによると、運転支援システムへの関心は高く、特に安全性の向上に寄与するシステムを希望する人が多かった。

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過去1年間の運転について質問したところ、「急ブレーキを踏んだことがある」と回答した人は全体の70%、「車線変更で後方から来ている車両を見落としそうになったことがある」は47%、「ブレーキを踏むべきかハンドル操作で回避すべきか迷ったことが少なくとも1回はあった」の回答は34%だった。

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このような背景から、どのような運転支援システムに関心があるかとの質問に対しては、安全性を高めるための機能への関心が高く、死角監視システムは全体の84%で最も多かった。次いで、緊急ブレーキシステムが多く、車間距離や速度を一定に保ちドライバーの運転負担を軽減する車間距離制御装置(ACC)も関心が高かった。

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また、新たな技術を前向きに評価する人は多く、「運転を完全に自動化する技術は可能だと思う」と回答した人は全体の約半数、また、「運転の自動化はいつでもスイッチを切り替えてドライバーが運転できるようなシステムであればドライバーの負担が減り良いと思う」と回答した人も60%と過半数を占めた。

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