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2013/2/8

企業情報 - 部品メーカー

独エルリングクリンガー、韓国の合弁を完全子会社化

この記事の要約

独自動車部品メーカーのエルリングクリンガーは2月6日、韓国の昌原市にある合弁会社エルリングクリンガー・韓国(ElringKlinger Korea)を2月1日付けで買収したと発表した。同社に50%を出資していたオーナー一 […]

独自動車部品メーカーのエルリングクリンガーは2月6日、韓国の昌原市にある合弁会社エルリングクリンガー・韓国(ElringKlinger Korea)を2月1日付けで買収したと発表した。同社に50%を出資していたオーナー一族から持ち分を買い取り、完全子会社とした。買収価格の詳細については公表しないことで合意しており、500万ユーロ前後との説明にとどめている。

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同合弁会社はシリンダーヘッドや特殊なガスケット、断熱材(熱シールド)、樹脂製ハウジングモジュールなどを生産している。2012年の売上高は約1,300万ユーロ。エルリングクリンガーは同社の買収により、アジア市場におけるプレゼンスを強化し、韓国の自動車メーカーとの取引も強化していく方針を示している。

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■ インドネシア工場で生産開始

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インドネシアではこのほど、日本企業との合弁会社エルリングクリンガー・マルサン・コーポレーションがジャカルタ都市圏に建設した新工場が完成し、生産を開始した。エルリングクリンガーにとっては東南アジア諸国連合(ASEAN)で初めての生産拠点となる。

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同工場は日本の乗用車およびトラックメーカーにシリンダーヘッドや特殊なガスケット、断熱材(熱シールド)などを供給する。

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エルリングクリンガーによると、グループの連結決算のうち輸出も含むアジア事業の売上高は全体の23%まで伸びている。昨年はアジアの自動車メーカーから、シーリング(密封)やシードリング(遮断)の開発依頼も大幅に増えたという。

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ASEAN諸国は人口の急速な成長と所得水準の上昇により、中国と並ぶ魅力的な市場に発展しており、自動車産業も大きな関心を示している。ASEAN諸国では欧州の排ガス規制を自国の規制のベースとしている国が多いため、エルリングクリンガーは同地域では排ガス浄化技術事業を有利に展開できると見込んでいる。

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