独プレス機械大手シューラーは2月24日、メキシコ拠点を拡大したと発表した。同社の販売・サービス子会社は中部プエブラの床面積3,000平方メートルの社屋に移転し、新たにプラントと研修センターも設置。プラントと金型補修用機械とに140万ユーロを投資した。
シューラーは昨年、メキシコで自動車産業向けサーボプレスやブランキングプレスのほか、鉄鋼メーカー向けスパイラル鋼管プラントを受注した。クレーベルト社長は新社屋の開所式で、「メキシコ経済はここ数年、力強く成長しており、我々はともに成長することができた」と述べた。
シューラーは2005年にメキシコに進出した。プエブラとサルティーヨに拠点を持ち、約120人を雇用している。メキシコでは経済成長に伴い、技能労働者の不足が深刻化している。このためシューラーは12年にプエブラに研修センターを設立し、ドイツのデュアルシステム型の職業訓練を若者向けに提供している。