欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2010/11/12

総合 – 自動車産業ニュース

ロシア新車販売、10月は62%増

この記事の要約

欧州ビジネス協会(AEB)が9日発表した、ロシアの2010年10月の乗用車・軽商用車の新車販売は18万8,478台となり、前年同月に比べ62%増加した。1~10月の累計では22%増の150万9,505台だった。AEBは販 […]

欧州ビジネス協会(AEB)が9日発表した、ロシアの2010年10月の乗用車・軽商用車の新車販売は18万8,478台となり、前年同月に比べ62%増加した。1~10月の累計では22%増の150万9,505台だった。AEBは販売好調を受けて、通期の販売予想をこれまでの約167万台から180万台に上方修正した。

\

同国の新車販売は、政府が3月から新車への買い替え奨励制度を導入して以来、8カ月連続で前年実績を上回っている。AEB自動車製造部会のトーマス会長は、「(新車販売の)継続的な回復は産業全体の成長を後押しする」とコメントした。同国の経済成長率は昨年、マイナス7.9%に落ち込んだが、政府は今年については4%のプラス成長を見込んでいる。

\

10月の販売実績をブランド別に見ると、国内自動車最大手アフトワズのブランド「ラーダ」が前年同月比78%増の5万251台と大幅に伸び、断トツの首位を堅持した。以下、シボレー(1万710台、47%増)、ルノー(1万112台、63%増)、起亜(9,600台、37%増)、日産(9,101台、113%増)が上位を占めた。

\