独産業設備大手のデュルは1日、2010年通期の税引き後利益（暫定値）が約600万ユーロとなり、前年の2,570万ユーロの赤字から黒字に転換したと発表した。売上高は前年比17％増の12億6,000万ユーロに拡大。営業利益（EBIT）も3,300万ユーロとなり、前年の570万ユーロから大幅に改善した。同社は業績好調を受けて、復配できるとの見通しを示した。正式な通期業績と2011年の見通しは2月23日に発表する予定。
\大幅な業績改善には、主要取引先である自動車産業の景気回復や新興国市場の需要拡大、サービス・マネージメント事業の業績改善などが寄与した。2010年通期の受注高は前年比38％増の16億4,000万ユーロとなり、金融危機前の水準に回復した。特に第4四半期（10－12月）は好調で、受注高が5億4,000万ユーロに達した。通期末の受注残高は前年比36％増の13億6,000万ユーロに改善した。
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