2012/10/1

競争法

食品用包装材でカルテル疑惑、13社に異議告知書を送付

この記事の要約

欧州委員会は9月28日、食品用包装資材の製造・販売13社に対して、カルテルを結んでいた疑いがあるとして、異議告知書を送付したと発表した。対象企業は公表していないが、フィンランドのフッタマキが告知書受領を確認している。\ […]

欧州委員会は9月28日、食品用包装資材の製造・販売13社に対して、カルテルを結んでいた疑いがあるとして、異議告知書を送付したと発表した。対象企業は公表していないが、フィンランドのフッタマキが告知書受領を確認している。

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欧州委によると、異議告知書を送付した13社は、スーパーなど小売店が食品の包装に使うポリエチレン・フォーム製、ポリプロピレン製のトレイを製造または販売している企業。2000年から08年にかけて価格カルテルを結んだほか、入札での談合、市場の分け合い、情報交換などを行っていた疑いが持たれている。

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対象企業には書面や公聴会で反論する機会を与えられるが、最終的に“クロ”と認定されれば、全世界の売上高の最大10%に相当する制裁金を科される可能性がある。

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