2013/9/30

欧州ビジネスウオッチ

独鉄鋼大手ザルツギターが組織再編

この記事の要約

独鉄鋼大手の独ザルツギターは26日、組織再編計画を発表した。組織をスリム化して業務効率を引き上げるとともに、顧客・市場のニーズにきめ細かく対応できる体制を構築する狙い。来年1月1日付で新体制に移行する。\ グループ会社を […]

独鉄鋼大手の独ザルツギターは26日、組織再編計画を発表した。組織をスリム化して業務効率を引き上げるとともに、顧客・市場のニーズにきめ細かく対応できる体制を構築する狙い。来年1月1日付で新体制に移行する。

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グループ会社を基本的に平鋼、平板鋼・形鋼、エネルギー、取引、テクノロジーの5部門に再編する。主にグループ会社向けのサービスを手がける子会社については5部門のどこかに組み込むか、取締役会の直属とする。

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取締役会の定員は現在の5人から削減。社長と財務担当、労務担当の3人体制とする。また、各部門には実務を統括する常務会を置く。

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組織再編に伴い、正社員2万3,000人のうち1,500人強を整理。赤字が続くパイネの工場では従業員数を1,100人から800人強に削減する。同工場では建設用の鉄骨を生産している。

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同社は欧州鉄鋼不況を受けて業績が悪化しており、競争力強化に向けたプログラム「ザルツギター2015」を打ち出した。今回の組織再編はそれを実施するための前提になるという。

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