欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/8/25

西欧

ヴェスタス、業績予測引き上げ

この記事の要約

風力発電用タービンで世界最大手のヴェスタス(デンマーク)は20日の決算発表で、2014年通期の業績予測を上方修正した。コスト削減が奏功したほか、今年下半期の販売見通しが良好なためで、売上高営業利益率(特別項目を除くEBI […]

風力発電用タービンで世界最大手のヴェスタス(デンマーク)は20日の決算発表で、2014年通期の業績予測を上方修正した。コスト削減が奏功したほか、今年下半期の販売見通しが良好なためで、売上高営業利益率(特別項目を除くEBITベース)を従来の5%以上から6%以上に引き上げた。

14年4~6月期(第2四半期)の最終損益は9,400万ユーロの黒字で、前年同期の赤字(6,200万ユーロ)から大幅に改善した。黒字計上は3四半期連続。売上高は13%増の13億4,100万ユーロで、EBIT(特別項目を除く)は前年同期の1,200万ユーロから1億400万ユーロに急拡大した。

同社は風力タービン価格の下落を受けて業績が悪化。コスト削減に取り組んだほか、三菱重工と洋上風力発電タービン分野で合弁会社を設立した。