自動車大手の独ダイムラーは、今年秋までにルーマニア中西部のセベシュで新工場を開所する。現地紙『アデバルル』がこのほど伝えた。同社は工場の建物をすでに取得。約200万ユーロを投じて生産設備を刷新し、メルセデス・トラック向けに交換用部品を生産する。
\雇用規模は100人。セベシュ近郊のCugirにはダイムラーの自動車部品子会社スター・トランスミッションの工場があり、ダイムラーはこれまで、独ベルリンやシュツットガルトで行ってきた歯車やギヤボックスの生産をCugir工場に移管してきた。
\同社は小型モデルを生産する大規模工場をハンガリー南東部のケチケメートに現在建設中。工場は2012年から稼働する計画で、ルーマニアの2工場もケチケメート工場に部品を供給する予定だ。『アデバルル』によると、同社は2009～15年の間でルーマニアに4,500万ユーロを投資し、15年の同国売上高を約8,000万ユーロと見込んでいるといい、ルーマニアを部品生産の拠点にする狙いがあるようだ。
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