2011/6/15

CIS諸国

墺アクティブ・ソーラー、ウクライナで太陽光発電所稼動

この記事の要約

太陽光発電を手がけるオーストリアのアクティブ・ソーラーは6日、ウクライナ南部クリミア半島オホトニコボで太陽光発電プラントが完成し、稼動を開始したと発表した。同社にとっては、同じくクリミア半島のロドニコボエに設置したプラン […]

太陽光発電を手がけるオーストリアのアクティブ・ソーラーは6日、ウクライナ南部クリミア半島オホトニコボで太陽光発電プラントが完成し、稼動を開始したと発表した。同社にとっては、同じくクリミア半島のロドニコボエに設置したプラントに続くウクライナで2カ所目の太陽光発電プラントとなる。

\

今回オホトニコボで稼動したプラントは、アクティブ・ソーラーが計画している大規模プラント建設プロジェクトの第1期分。同社によると、オホトニコボには将来的に年間発電量が2万5,000メガワット時(MWh)という世界最大級の太陽光発電設備を設置する計画で、実現すれば5,000世帯の電力を賄うことができ、年間2万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果が見込まれる。オホトニコボでは現在、第2期工事が進められている。

\

ウクライナは2008年に固定買取価格(フィードインタリフ)制度を導入するなど、再生エネルギーの促進を図っている。エネルギー消費の6割を輸入に頼る同国は、2015年までに再可エネの発電能力を2ギガワットに拡大し、輸入エネルギーを30%削減することを目標に掲げている。

\