ハンガリー政府が国民の肥満防止を名目に導入した、いわゆる「ポテトチップス税」の9月分の税収は5億6,700万フォリントだった。現地MTI通信が10月24日、報じた。
\同税は、スナック菓子や清涼飲料水など塩分や糖分が特に高い食品に課税することで、肥満や高血圧などの予防と税収増の一石二鳥を狙ったもので、政府は年内に50億フォリントの税収を目指している。国家税・関税局(NAV)のシュレル報道官はMTIの取材に対し、「9月のデータだけで政府の目標が達成できるかどうかを予測するのは不可能だが、達成できる可能性はある」と述べた。なお、来年は200億~300億フォリントの税収を見込んでいるという。
\ポテトチップス税の対象となるのは、ポテトチップスなどのスナック菓子は塩分が100グラム当たり1グラム以上、ケチャップやマスタードなどの調味料は同5グラム以上含むものが対象。課税額は、スナック菓子が1キログラム当たり200フォリント、調味料が同500フォリント、飲料(果汁25%以下、100ミリリットル当たり8グラム以上の糖分を含むもの)が1リットル当たり5フォリントとなっている。(1HUF=0.35JPY)
\