2011/11/23

ポーランド

インフレ率、10月は4.3%に加速

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)が15日発表した2011年10月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で4.3%上昇し、上げ幅は9月の3.9%から0.4ポイント拡大した。食料品、衣料、運賃、燃料の上昇が顕著だった。\ 大 […]

ポーランド中央統計局(GUS)が15日発表した2011年10月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で4.3%上昇し、上げ幅は9月の3.9%から0.4ポイント拡大した。食料品、衣料、運賃、燃料の上昇が顕著だった。

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大手銀行のBZ WBKによると、来月も物価上昇率が4%を超える見込み。ズロチ安で燃料、エネルギーの輸入コストが膨らんでいることが背景にある。

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国立銀行のホイナドゥフ金融政策委員は15日、経済テレビ放送TVN CNBC に出演し、10月のインフレ率について「予想以上の高水準」とし、「経済のためには良くない状況だ」と語った。ただ、今後はインフレ率が低下し、来年4月か5月には中央銀行の目標である2.5%に近づくとの見通しを示した。

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中銀は9日、4カ月連続で政策金利を4.5%に据え置いた。2011年1~6月にはインフレを抑制する目的で合計1ポイントの利下げを実施している。5月のインフレ率は過去10年で最高の5%を記録した。

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