2013/1/16

CIS諸国

ウクライナ、02年以来のデフレに

この記事の要約

ウクライナ統計局が8日発表した2012年12月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年比マイナス0.2%で、2002年に通年でマイナス0.6%を記録して以来、初めてのデフレとなった。\ 消費者物価は前月に比べ0.2%上昇。 […]

ウクライナ統計局が8日発表した2012年12月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年比マイナス0.2%で、2002年に通年でマイナス0.6%を記録して以来、初めてのデフレとなった。

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消費者物価は前月に比べ0.2%上昇。食品・非アルコール飲料は0.1%上昇し、特に野菜(4.7%)、鶏卵(3.7%)の値上がりが顕著だった。米、果物、穀物、魚は1.2~0.7%の値下がり。一方、タバコ製品・蒸留酒は0.7%、自動車燃料は0.9%それぞれ上昇した。消費者物価は5月以降、前月比で0.2~0.3%低下していたが、9月に0.1%の上昇に転じた。 

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ウクライナでは2004年以降10%を超える高インフレ率が続いたが、2010年に9.1%をつけた後、2011年に4.6%に鎮静化し、1991年以降で最低値となった。政府は2012年のインフレ率が7.9%に加速するとの当初予測を保持している。

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