2013/5/15

総合・マクロ

ナブッコ・パイプライン、オープンシーズンを開始

この記事の要約

カスピ海周辺国の天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶ「ナブッコ・パイプライン」プロジェクトの推進母体であるナブッコ・ガスパイプライン・インターナショナル(NIC)は6日、パイプラインの容量利用者の公募(オープンシーズン)プロ […]

カスピ海周辺国の天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶ「ナブッコ・パイプライン」プロジェクトの推進母体であるナブッコ・ガスパイプライン・インターナショナル(NIC)は6日、パイプラインの容量利用者の公募(オープンシーズン)プロセスを開始すると発表した。

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ナブッコはカスピ海地域の天然ガスを、ロシアを迂回して欧州に輸出する「南ガス回廊」構想の中核を成すパイプライン。現在建設が計画されている「ナブッコ・ウエスト」はトルコとブルガリア国境からルーマニア、ハンガリーを経由してオーストリアに至るルートを走り、年間100億~230億立方メートルの輸送能力を持つ。

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NICのミチェク最高経営責任者(CEO)は、「ナブッコ・パイプラインが完成すれば、石油の生産者と輸送業者は成長を続ける南東欧と中欧市場へのアクセスが可能になるとともに、(オーストリアの)バウムガルテンにある中欧ガスハブへのアクセスが拡大する。オープンシーズンプロセスはオープンアクセスと供給の多様化の原則に従って実施する」とのコメントを発表した。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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