中国の太陽エネルギー開発会社、ライトウェイ・ソーラー(河北省高碑店市)がルーマニア南部のプルンドゥに太陽光発電プラント建設を計画している。ソーラーニュースサイト『PVマガジン』によると、同社はこのほど、中国開発改革委員会(NDRC)からプロジェクト開発許可を取得。現在は土地取得などプロジェクト実行に関わる交渉に入っている段階という。
\施設の発電能力は50メガワットで、投資額は6億1,000万元(約7,600万ユーロ)。投資資金の3割をライトウェイが拠出し、7割を銀行から借り入れる計画だ。
\同社は今年3月、独子会社を通して現地メーカー、サン・ガーデン・コリバシを249万ユーロで買収し、中東欧市場進出への足がかりを築いた。ルーマニアの再生可能エネルギー促進戦略を追い風に同国での事業拡大を狙う。
\ライトウェイは2008年設立で、セル・モジュール製造から太陽光発電プロジェクトに至るソーラービジネスを展開する垂直統合型企業。ドイツ子会社が激化する市場競争に向けた戦力向上やルーマニア事業構築など、欧州戦略を担う。
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