米風力発電メーカー、コンティネンタル・ウィンド・パートナーズ（CWP）は、セルビアのヴォイヴォディナ自治州南東部コヴィンの近郊に風力発電パークを建設する。東欧経済ニュースサイト『Nov-ost.info』がクランダル社長の発言として報じたところによると、現地当局からの建設許可は間もなく下りる見通しで、年内にも建設に取りかかれるとしている。投資額は約3億ユーロ。
\プロジェクトでは第1段階として、風力タービン57基（発電能力142.5メガワット（MW））を設置し、2014年からの稼働を目指す。中期的には発電能力を300MWまで引き上げ、約3万所帯の電力需要を賄う。
\セルビア政府は今年初め、再生可能エネルギーの固定買い取り価格をユーロ圏のインフレ率に連動させて引き下げることを閣議決定した。エネルギー省が価格見直しを進めており、近日中に決定する見通しだ。CWPは投資資金の7割を銀行からの借入金で賄う計画で、新たな料金をもとに金融機関と交渉に入るとしている。
\CWPは中東欧事業に積極的で、ルーマニア黒海沿岸のファンタネレ・コジェラク風力発電パーク（600MW）を始め、ポーランド、ルーマニア、ブルガリア、クロアチアに進出している。
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