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2013/5/15

ハンガリー

製薬大手リヒター、営業外収益効果で14%の最終増益に

この記事の要約

ハンガリーの製薬大手ゲデオン・リヒターが9日発表した2013年1-3月期連結決算の最終利益は190億フォリントとなり、前年同期比で13.7%増加した。営業外収益が大きく拡大したことで水準が押し上げられた格好。本業のもうけ […]

ハンガリーの製薬大手ゲデオン・リヒターが9日発表した2013年1-3月期連結決算の最終利益は190億フォリントとなり、前年同期比で13.7%増加した。営業外収益が大きく拡大したことで水準が押し上げられた格好。本業のもうけを示す営業利益は、販売・マーケティング、研究開発(R&D)コストがかさんだため1.8%減の152億フォリントに落ち込んだ。売上高は4.7%増の858億フォリントだった。

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売上高を地域別でみると、主力の欧州連合(ハンガリー除く)は310億8,900万フォリントで1.5%増加した。西欧地域が7.1%増の86億7,500万フォリントと好調で、東欧地域の不振が相殺された。ハンガリー本国は5%増の92億1,800万フォリントだった。

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旧ソ連圏は2%増の366億5,000万フォリント。同売上の3分の2を占めるロシアでは抗生物質「セフィキシム(スプラックス)」の販売ライセンスが失効したため7.2%減の242億フォリントに落ち込んだものの、同国とウクライナを除く旧ソ連圏が好調だった。

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最も高い成長を示したのは中国で、前年同期の7倍の28億3,300万フォリントへと急拡大し、米国売上(14.1%減の20億3,500万フォリント)を一気に追い抜いた。

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(100HUF=44.97JPY)

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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