ブルガリア統計局が12日発表した8月の消費者物価上昇率（インフレ率）は前年同期比で0.7％の低下となり、前月のプラス0.5％からマイナスに転じた。インフレ率の低下は09年11月以来3年9カ月ぶり。
\下げ幅が最も大きかったのは住宅・水道・電気・ガス・その他の燃料で、5.7％低下した。医療・ヘルスと交通もそれぞれ3.7％、1.9％下落している。一方、食品・非アルコール飲料は1.2％上昇。アルコール飲料・タバコと外食・宿泊も各0.7％、4.1％上がった。
\世帯全体の2割を占める低所得層を想定した最低必需商品・サービス100品目（スモールバスケット）の物価は前月比で1.3％下落した。生活で大きな比重を占める食品・非アルコール飲料と住宅・水道・電気・ガス・その他の燃料がそれぞれ1％、2.7％低下。家具調度品（0.3％増）や医療・ヘルス（0.2％増）は上昇したものの、いずれも上げ幅は小さかった。
\
