2013/9/18

CIS諸国

ベラルーシのインフレ率、8月は15.0%

この記事の要約

ベラルーシ国家統計局が9日発表した2013年8月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比15.0%となり、7月の17.5%から2.5ポイント低下した。食品(飲料・タバコ製品含む)は14.7%、非食品は5.9%と縮小傾 […]

ベラルーシ国家統計局が9日発表した2013年8月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比15.0%となり、7月の17.5%から2.5ポイント低下した。食品(飲料・タバコ製品含む)は14.7%、非食品は5.9%と縮小傾向にあるが、サービスは32.2%と依然として高く、インフレ圧力増大の主因となっている。

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食品の主な上昇項目は小麦粉(41.0%)、ジャガイモ(54.3%)、野菜(52.1%)、アルコール飲料・タバコ製品(34.5%)など。非食品では医薬品(11.9%)やガソリン(10.7%)が大きく上昇したものの、家電製品(3.3%)や衣料品(4.6%)、靴(3.3%)は小幅の上昇にとどまった。サービス分野では電力(55.1%)、水道(32.1%)、文化・娯楽(47.9%)で高い上昇率を示した。

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前月比では0.1%の上昇で、7月の1.0%からさらにブレーキがかかっており、インフレが沈静化傾向にあることがみてとれる。1-8月の累計では前年同期比で19.8%と引き続き高水準にあるものの、ベラルーシ中央銀行は、今年はインフレ率が昨年の21.8%から12%に低下すると予測している。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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