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2014/1/15

ハンガリー

製薬大手リヒター、中南米市場拡大に意欲

この記事の要約

ハンガリー製薬大手のゲデオン・リヒターが、中南米での事業拡大に意欲的だ。ブラジルとメキシコでの現地会社買収に加え、新たに4カ国への進出を計画しているという。ロイター通信が6日、ボグシュ社長の話として報じた。\ リヒターは […]

ハンガリー製薬大手のゲデオン・リヒターが、中南米での事業拡大に意欲的だ。ブラジルとメキシコでの現地会社買収に加え、新たに4カ国への進出を計画しているという。ロイター通信が6日、ボグシュ社長の話として報じた。

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リヒターは昨年末、ブラジルのネクスト・ファーマを約50万米ドル、メキシコのDNAファーマシューティカルズ子会社を1,000万米ドルで買収。ボグシュ社長は、合弁会社設立の可能性も視野に入れ、新たに4カ国で現地企業と交渉中であることを明らかにした。今年前半の合意を目指している。

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中南米では特に婦人病治療薬での事業成長に期待する。近年リヒターの主力商品に成長している子宮筋腫治療薬「Esmya」の販売に注力し、2018~19年には同売上規模が2,000~3,000万ユーロに達すると予測している。「Esmya」の2013年連結売上高は1,500万ユーロに上る見込みだ。

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