中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2014/2/5

ハンガリー

失業率、10-12月期は9.1%に低下

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が1月29日発表した2013年10-12月期の失業率は9.1%で、前年同期から1.6ポイント低下した。失業者数は40万3,000人で6万5,000人減少した。性別失業率は、男性が前年同期比1 […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が1月29日発表した2013年10-12月期の失業率は9.1%で、前年同期から1.6ポイント低下した。失業者数は40万3,000人で6万5,000人減少した。性別失業率は、男性が前年同期比1.9ポイント減の8.9%、女性は1.2%減の9.4%でいずれも大きく改善した。

\

年齢別では25~54歳の働き盛り世代が1.6ポイント減の8.2%。深刻な失業問題を抱える15~24歳の若年層も3.3ポイント減の24.1%に改善したが、55~64歳の高年齢層は0.2ポイント増の7.3%で0.2ポイント上昇した。

\

平均失業期間は19.7カ月で、失業期間が1年以上の長期失業者は全体の54.9%を占めた。12月末時点の求職者数は41万4,000人で、1年前に比べ27.2%の大幅減少となった。

\

13年の平均失業率は前年を0.7ポイント下回る10.2%で、09年(10.0%)以来の低水準となった。政府の雇用支援策により公共部門の雇用が拡大し、失業率改善につながっている。

\