2014/2/5

ポーランド

ポーランド政府、原子力開発計画を了承

この記事の要約

ポーランド政府は1月28日の閣議で、原子力開発計画(PPEJ)を了承した。これにより、同国初の原発の建設に向け道筋がついた格好だ。\ 石炭火力発電に依存するエネルギー体制からの脱却を目指すトゥスク政権は、出力3,000メ […]

ポーランド政府は1月28日の閣議で、原子力開発計画(PPEJ)を了承した。これにより、同国初の原発の建設に向け道筋がついた格好だ。

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石炭火力発電に依存するエネルギー体制からの脱却を目指すトゥスク政権は、出力3,000メガワットの原発2基を建設する計画を進めている。PPEJによると、第1原発の建設地は2016年末までに決定し、第1号機は24年末、2号機は30年末までの運用開始を予定している。また、第2原発は35年の完成を目指している。

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原子力計画を担う国営電力会社ポルスカ・グルパ・エネルゲティチュナ(PGE)は12年9月、電力大手のタウロン・ポルスカ・エネルジアとエネア、銅最大手KGHMと原発建設プロジェクトで協力することに基本合意。13年9月には、原発建設のために設立された特別目的会社PGE EJ1にPGEが70%、残り3社が各10%を出資することで合意している。

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