2015/1/21

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

12月インフレ率0.8%、3カ月連続で低下=ルーマニア

この記事の要約

ルーマニア統計局が13日発表した2014年12月の消費者物価指数上昇率は前年同月比0.83%となり、3カ月連続で低下した。6月の0.66%に次ぐ低い上昇率だった。14年のインフレ率は1.07%で、中央銀行の目標ゾーン下限 […]

ルーマニア統計局が13日発表した2014年12月の消費者物価指数上昇率は前年同月比0.83%となり、3カ月連続で低下した。6月の0.66%に次ぐ低い上昇率だった。14年のインフレ率は1.07%で、中央銀行の目標ゾーン下限値1.5%を下回った。

12月は食品価格が砂糖(-18.04%)、油脂(-6.61%)、野菜・果物(-1.47%)の値下がりで0.41%下落した。一方、非食品は1.25%上昇。タバコ製品(7.25%)、靴(2.52%)、家庭用品・家具(1.85%)、ガス料金(2.61%)が上昇した半面、燃料(-1.85%)や電力料金(-2.29%)は下落した。サービスは医療(4.98%)や郵便料金(5.49%)などの値上がりで2.25%上昇した。

インフレ率が低下する中、中央銀行は7日、主要政策金利を2.5%に引き下げた。昨年8月を含めて4回目の利下げで、過去最低水準にある。