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2015/3/4

ハンガリー

格安航空ウィズエアー、ロンドン証取上場

この記事の要約

中東欧最大の格安航空会社(LCC)であるハンガリーのウィズエアーは2月25日、ロンドン証券取引所に上場した。初日は公開価格の11.50ポンドを上回る12.42ポンドで寄り付き、最終的に公開価格を8.6%上回る12.50ポ […]

中東欧最大の格安航空会社(LCC)であるハンガリーのウィズエアーは2月25日、ロンドン証券取引所に上場した。初日は公開価格の11.50ポンドを上回る12.42ポンドで寄り付き、最終的に公開価格を8.6%上回る12.50ポンドで取引を終えた。時価総額は約6億ポンドとなる。

ウィズエアーが公開した普通株約2,340万株のうち、新株発行による調達額は1億300万ポンドで、既存株放出額は1億5,400万ポンドに上った。浮動株比率は71.7%。同社株は普通株に加え、投資会社インディゴが無議決権株式4,883万株を保有する。また、従業員ストックオプションプランですでに行使可能となっているオプションが実行された場合、最高約115万4,000の新株が発行されることになる。

ウィズエアーは昨年6月、市況の悪化を理由に上場を延期。その後経営環境が改善し、投資家の需要が回復したことから今回上場を実行した。年率15%の事業成長を目標に掲げており、保有するエアバス機を17 年までに85機に増強する計画だ。