2015/3/4

CIS諸国

EBRDと伊ウニクレディト、カザフスタンの鉱山事業に融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は先ごろ、イタリアのウニクレディトグループと共同でカザフスタン西部のクロム採掘事業に融資すると発表した。トルコのイルディリムグループの子会社でカザフスタンに拠点を置く鉱山事業会社フォスホドクロ […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は先ごろ、イタリアのウニクレディトグループと共同でカザフスタン西部のクロム採掘事業に融資すると発表した。トルコのイルディリムグループの子会社でカザフスタンに拠点を置く鉱山事業会社フォスホドクロミウムに対し、双方が1億3,000万ドルずつ融資する。同社が所有する鉱山の改修や機材の刷新などを通じて効率化を図ると共に、環境や安全対策も強化する予定だ。

EBRDのチャクラバルティ総裁は、今回の融資を通じてカザフスタンの天然資源、特に下層土の利用に関する法制度を国際的な水準に高められるとの考えを示した。

EBRDはカザフスタンに対しこれまで70億ドルを投資している。