2015/8/19

自動車

ソレルス・ブッサン、トヨタ車の合弁生産を中止

この記事の要約

トヨタ自動車は18日、ロシア同業のソレルスと三井物産の合弁会社「ソレルス・ブッサン」が、6月末でトヨタ車の現地生産を中止していた事実を明らかにした。ロシア経済の不振による販売台数の激減に対応した形だ。一方で自ら運営するサ […]

トヨタ自動車は18日、ロシア同業のソレルスと三井物産の合弁会社「ソレルス・ブッサン」が、6月末でトヨタ車の現地生産を中止していた事実を明らかにした。ロシア経済の不振による販売台数の激減に対応した形だ。一方で自ら運営するサンクトペテルブルク工場の増産計画に変更はないとし、同国事業を継続する意思を明確にした。

ソレルス・ブッサンは極東ウラジオストクのソレルス工場で2012年から生産を開始。13年2月からSUV車の「ランドクルーザー・プラド」を組み立ててきた。ウラジオストク工場での生産終了を受けて、トヨタはロシア市場向けの供給を田原工場からの輸出に切り替えている。月間輸出台数は約1,030台でウラジオストク工場の生産台数に相当する。

一方でロシア事業については「市場の波はあっても販売を伸ばす決意」だとし、継続の意向を言明。この関連で、サンクトペテルブルク工場の年産能力を年末までに10万台へ倍増させる計画は順調に進んでいると説明した。