総合・マクロ

エストニアで連立政権崩壊、首相が閣僚の半数を解任

●改革党は祖国党および社会民主党と新たな連立政権を組む方針 ●「中央党は国益よりも党利党略を優先」=カラス首相 エストニアのカラス首相は3日、同氏が率いる中道右派の改革党と中道左派の中央党による連立政権が崩壊したと明らか […]

EUが対ロ制裁逃れを「犯罪」に、円滑な資産押収に向け法整備

●ロシアに対する制裁の抜け道をふさぐのが最大の目的 ●国ごとに対応が異なる状況を域内で統一する 欧州委員会は5月25日、欧州連合(EU)が発動した制裁に対する違反行為を「犯罪」として扱う方針を示すとともに、経済制裁や犯罪

冬前に天然ガスの共同調達開始へ、価格高騰を抑制=欧州委

●EUはガス需要の約40%をロシアに依存 ●協調して行動することで、加盟国単独では得られない供給量を確保 欧州委員会のシムソン委員(エネルギー担当)は5月23日、冬を迎える前にEUとして天然ガスの共同調達を開始する方針を

ポーランド、バルト海FSRUの能力倍増も

●チェコとスロバキアのLNG調達への関心を受けたもの ●実現すれば再ガス化能力は年120億立方メートルに拡大 ポーランドのアナ・モスクヴァ・エネルギー相は5月30日、グダニスク近郊で整備を予定する浮体式液化天然ガス(LN

セルビアがロシアからのガス調達契約を更新、格安価格で

●調達価格は他の欧州諸国の3分の1前後にとどまる予想 ●セルビアはEUの対ロ制裁参加を拒否している セルビアのアレクサンデル・ブチッチ大統領は5月29日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、天然ガス調達契約を3年更新する

ロシア外相がトルコ訪問へ、穀物輸出回廊で交渉

●黒海~ボスポラス海峡経由でウクライナ産品を輸出する提案 ●ロシアは条件として西側による船舶保険の制裁解除を要求 ロシアのラブロフ外相が8日、トルコを訪問する。国連とも協力しながら、黒海における貨物船航行ルートを確保し、

トルコ中銀、5会合連続で据え置き

●「ウクライナ戦争が終わり、物価上昇も鈍化する」と予想 ●ディスインフレ効果が現れることを期待し据え置きを決定 トルコ中央銀行は5月26日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を14%に据え置いた。金利据

ロシア中銀が3会合連続で利下げ、政策金利11%に

●物価の上昇ペースに鈍化の傾向 ●中銀は今後の会合でさらなる利下げを行う可能性を示した ロシア中央銀行は5月26日の緊急理事会で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を14%から3ポイント引き下げ、11%とすることを決めた。

EU、ウクライナに90億ユーロ追加支援へ

●EUはロシアの侵攻以来、軍事支援を除き41億ユーロを支援 ●戦後復興に向けた基金の設立も検討 欧州委員会は18日、ロシアの軍事侵攻で財政が厳しい状況にあるウクライナを支援するため、欧州連合(EU)が年内に90億ユーロの

ハンガリーとセルビア、戦略的パートナーシップを確認

●対ロ制裁でEUと一線を画す両国が関係を強化 ●エネルギーの安定供給に向けて協力を継続 ハンガリーのオルバン首相は21日、セルビアのノビサドで行われた農業見本市を訪れ、同国のブチッチ大統領と会談した。両首脳は両国間の戦略

中東欧経済、1-3月は成長も今年後半に鈍化の予想

●戦争やエネルギー危機など複数のリスクが重なり、成長減速へ ●各国中銀はインフレ抑制と経済成長の両立を求められる 2022年1-3月期に市場予想を上回る堅調な成長をみせた中東欧諸国の経済だが、インフレ加速とウクライナ戦争

ポーランド、ロシアとの天然ガス契約を解除

●年末の契約期限を前倒しで取引を打ち切り ●きっかけはロシアによるルーブル建て払いの要求 ポーランドは23日、ロシアとの天然ガス調達契約を解除すると発表した。ウクライナ戦争をめぐる対立のなか、ロシアがポーランドへの供給を

バルト3国、ロシアからの電力輸入を中止

●フィンランドへの電力供給停止に対応した措置 ●バルト3国は25年までに電気系統をEUと同期させる方針 バルト3国が22日までにロシアからの電力輸入を全面的に中止した。北欧・西欧の電力取引所ノルドプールがロシア電力会社イ

ロシアがフィンランドへのガス供給停止、NATO加盟申請で圧力か

●停止はルーブル払いの要求に応じなかったことが理由 ●フィンランドのエネ消費に占める天然ガスの割合は6%程度 フィンランドの国営ガス会社ガスムは21日、ロシアからの天然ガス供給が停止したと発表した。ロシアが要求するルーブ

対ロ制裁第6弾の承認手続き難航、石油禁輸の棚上げも検討か

●ロシア産原油に大きく依存するハンガリーなどが難色 ●EU船籍による石油輸送禁止案も取り沙汰されている 欧州委員会がウクライナへの侵攻を続けるロシアに対する追加制裁の柱として提案した石油の輸入禁止を巡り、加盟国による合意

ルーマニア中銀、6会合連続で利上げ

●政策金利3.75%、上げ幅は予想を上回る0.75ポイント ●金融引き締めを急いで物価上昇加速に対応する姿勢が明確に ルーマニア中央銀行は10日、政策金利を3.75%に引き上げた。利上げは10月以来、6回連続。上げ幅は大

ロシア、欧米ガス関連会社31社を制裁対象に

●欧米による対ロ制裁への対抗措置 ●対象企業はガスプロム・ゲルマニアやユーロポルガスなど ロシア政府は10日、ロシアと取引のある国際エネルギー企業31社に制裁を科すと発表した。国営天然ガス最大手ガスプロムの独子会社、ガス

EU、ウクライナ支援へ共同債発行か

●150億ユーロに上るウクライナの流動性ギャップを埋める目的 ●コロナ下で始動した「SURE」プログラムを踏襲するもよう 欧州委委員会がロシアの軍事侵攻を受けるウクライナの財政を支援するため、欧州連合(EU)が共同で債券

トルコの4月インフレ率70%、20年ぶりの高水準に

●通貨安の影響にウクライナ戦争が拍車 ●自動車燃料含む運輸は105.8%拡大 トルコ統計局(TUIK)が5日発表した4月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年同月比で69.97%となり、前月の同61.1%から一段と拡大

EUがロシア産石油も禁輸へ、ハンガリーの反発で調整は難航

●ロシア最大手行ズベルバンクのSWIFTからの排除も盛り込む ●ハンガリーは石油の国内消費量の約6割をロシア産が占める 欧州委員会は4日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの追加制裁案を発表した。ロシア産石油の輸入を年末

ポーランド中銀が8会合連続で利上げ、政策金利5.25%に

●0.75ポイントの上げ幅は市場予想を下回る ●インフレ高進の中、景気の腰折れを避けるため小幅に留めた ポーランド中央銀行(NBP)は5日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.75ポイント引き上げ、5.25%に

チェコ中銀が8会合連続で利上げ、追加利上げにも言及

●政策金利は5.75%、引き締め策を継続 ●中銀は今回、上振れと下振れの2つのリスクを勘案 チェコ中央銀行(CNB)は5月5日、主要政策金利である14日物レポ金利を0.75ポイント引き上げ、に設定した。利上げは8会合連続

ウクライナからの輸入品、EUが関税を1年間免除へ

●免除は全品目が対象、輸入の数量制限も撤廃 ●軍事侵攻で大きな打撃を受けたウクライナ経済の下支えが狙い 欧州委員会は4月27日、欧州連合(EU)がウクライナからの輸入品への関税を免除することを提案した。ロシアの軍事侵攻を

英、ウクライナ製品の輸入関税を免除

●12カ月間の暫定措置だが、必要に応じて延長も検討 ●ウクライナ側も英製品に対し同様の措置を適用する見込み 英政府は4月25日、ウクライナから輸入する全製品への関税をゼロにすると発表した。輸入の数量制限も撤廃する。12カ

ガスプロム、ポーランドとブルガリアへの天然ガス供給停止

●ガス代金のルーブル建て決済を拒否した国に対する初の報復 ●両国とも事態を乗り切れる見通し ロシア国営天然ガス企業のガスプロムは4月26日、ポーランドとブルガリアの天然ガス輸入業者に対し、27日から供給を全面的に停止する

ポーランド・リトアニア天然ガス接続管が稼働

●露の対ポーランド供給停止に対応する措置 ●GIPLを通じ、年間需要の10%分の20億立方メートルを調達可能 ポーランドとリトアニアを結ぶ天然ガス輸送接続管(GIPL)が4月30日、稼働した。ロシアが27日、対ポーランド

レール・バルティカ、リトアニアで関連工事開始

●同事業はワルシャワとタリンを結ぶ大型鉄道整備プロジェクト ●バルト3国の870キロメートルの鉄道区間が電化される予定 ポーランドとエストニア間の直通運転を目指す鉄道整備プロジェクト、「レール・バルティカ」のリトアニア区

ロシア中銀が3ポイント追加利下げ、経済下支えを優先

●3月インフレ率は16.7%ながら、物価上昇は3月前半がピークと説明 ●同国経済の支援を優先し、インフレ目標達成は急がない方針 ロシア中央銀行は4月29日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を17%から

ロシアとカザフスタン、河川貨物輸送で協議

●全長4,250キロのエルティシ川と北極海航路を連携 ●ロシア・カザフ・中国を結ぶ河川輸送の活発化を期待 中国の新疆ウイグル自治区を源とする全長4,250キロのエルティシ川が、ロシアとカザフスタンの外交議題に浮上している

ロシア産石油の輸入停止、外相理事で合意できず

●欧州委を中心に引き続き禁輸の可能性を探る方針 ●ハンガリーは禁輸に反対、独も即時禁輸に難色 欧州連合(EU)は11日、ルクセンブルクで外相理事会を開き、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁について協議した。複数の加

台湾が中東欧投資基金を開設、資金規模2億ドル

●半導体・バイオ・電動車など様々な先端分野に資金を投じる ●投資対象は台湾と中東欧諸国の双方 台湾の政府系ベンチャーキャピタル企業、台杉投資(タイワニア・キャピタル)は25日、政府が開設する中東欧投資基金(CEEファンド

クロアチア、クルクLNGターミナルの処理能力引き上げ

●処理能力は従来より3億多い29億立方メートルに拡大 ●隣国スロベニアは同ターミナルを通したガス輸入を希望 クロアチアで液化天然ガス(LNG)ターミナルを運営するLNGクロアチアはこのほど、アドリア海のクルク島にある洋上

EUが対ロシア制裁第5弾を正式発表、8月から石炭輸入禁止

●ロシアからの石炭輸出でEU向けは約4分の1を占める ●100億ユーロ規模に上るEUハイテク製品などの輸出も禁止 欧州委員会は8日、ロシアからの石炭の輸入禁止などを柱とする対ロ追加制裁の詳細を正式発表した。木材やセメント

ポーランド中銀が7会合連続で利上げ、政策金利4.5%に

●積極的な引き締め策によりインフレリスクを下げる狙い ●「ロシアの軍事的侵略」により様々なコスト増に拍車と指摘 ポーランド中央銀行(NBP)は6日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を1ポイント引き上げ、4.5%に

ルーマニア中銀が利上げ、短期的なインフレ急進を予想

●政策金利3%、年内に4~5%まで引き上げの予想 ●2月のインフレ率は過去14年来で最高の8.5% ルーマニア中央銀行は5日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、3%に設定した。ウクライナ戦争が原因でインフレが予想以上に加

セルビア中銀が9年振りに利上げ、政策金利1.5%に

●利上げは2013年2月以来、ウクライナ戦争による物価上昇に対応 ●中銀は今年末ごろにディスインフレ効果が現れると予想 セルビア中央銀行(NBS)は7日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、1.5%に設定した。利上げは20

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