マクロ経済

ECBの量的緩和7-9月期にも終了、年内の利上げ視野に

欧州中央銀行(ECB)は10日に開いた定例政策理事会で、コロナ禍前から実施してきた「資産購入プログラム(APP)」と呼ばれる量的金融緩和策について、2022年7-9月期にも打ち切ることを決めた。ロシアのウクライナ侵攻がユ […]

ポーランド中銀が6会合連続で利上げ、政策金利3.5%に

●1月のインフレ率は9.2%、7カ月連続で上昇 ●ウクライナ危機の影響を踏まえ、市場介入などを検討=中銀 ポーランド中央銀行(NBP)は8日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.75ポイント引き上げ、3.5%に

エネルギー高騰でインフレ率が一段と上昇

ドイツ連邦統計局が11日発表した2月の消費者物価指数は前年同月を5.1%上回り、上げ幅は前月の同4.9%から一段と拡大した。幅広い分野での原材料・部品不足に伴う価格の上昇が川下に転嫁されていることや、エネルギー価格の高騰

2月の卸売物価16.6%上昇、戦争は未反映

ドイツ連邦統計局が14日発表した2月の卸売物価指数は前年同月比16.6%増となり、4カ月連続で16%台の大きな上げ幅を記録した。前年同月を上回るのは13カ月連続。コロナ禍からの世界経済の回復やそれに伴う原材料・部品不足が

鉱工業生産4カ月連続増加、戦争で再び悪化の懸念

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が8日発表した1月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で100.3(暫定値)となり、前月を2.7%上回った。増加は4カ月連続。建設業が前月の4.0%減か

ユーロ圏、10~12月期は個人消費低迷

EU統計局ユーロスタットは8日、2021年10~12月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を公表した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大で個人消費が冷え込み、GDP伸び率が前期比0.3%に縮小した。

ユーロ圏の小売業売上高、1月は7.8%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の1月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比7.8%増となり、上げ幅は前月の2.1%を大きく下回った。(表参照) 分野別では食品・飲料・たばこが1.1%減となっ

ユーロ圏生産者物価、1月は30.6%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の1月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で30.6%の上昇となった。原油や天然ガスなどエネルギーの価格高騰が物価を大きく押し上げる状況が続いている。(表参照) 上昇

2月の世界貿易5.6%減少、ウクライナ情勢の緊迫で

独キール世界経済研究所(IfW)は7日、2月の世界貿易高が物価・季節要因調整ベースで前月を推定5.6%下回り、新型コロナ危機が発生した2020年春以来の大幅な落ち込みを記録したと発表した。ウクライナ情勢の緊迫が響いた格好

製造業新規受注1月も増加、露の軍事侵攻で先行きに懸念

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した1月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で114.7(暫定値)となり、前月を1.8%上回った。増加は3カ月連続。ユーロ圏外からの投資財

労働市場に戦争が影響の恐れ、雇用改善は続く

ドイツ連邦雇用庁(BA)が2日発表した2月の失業者数は242万8,000人となり、前月を3万4,000人下回った。季節要因を加味したベースでも3万3,000人減少しており、デートレフ・シェーレ長官は、労働市場の回復が続い

1月輸出、前月比で実質2.8%減に

ドイツ連邦統計局が4日発表した1月の輸出高は営業日数・季節要因調整ベースで1,169億ユーロとなり、前月を2.8%下回った。減少は4カ月ぶり。ユーロ加盟国向けが8.8%減、欧州連合(EU)のユーロ非加盟国向けが11.5%

1月の機械受注19%増加、早ければ3月に戦争の影響

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月比で実質19%増となり、これまでに引き続き大きく伸びた。VDMAのエコノミストは「ウクライナへのロシアの侵攻は1月(の数値)にはもちろん反映さ

ユーロ圏景況感、2月は4カ月ぶり改善

欧州委員会がこのほど発表したユーロ圏の2月の景況感指数(ESI、標準値100)は114.0となり、前月の112.7から1.3ポイント上昇した。同指数の上昇は2021年10月以来、4カ月ぶり。消費者を除いて改善した。 分野

2月のユーロ圏インフレ率は5.8%、4カ月連続で過去最高更新

ユーロ圏でエネルギー価格高騰によって物価上昇に歯止めがかからない状況が続いている。EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の2月のインフレ率(速報値)は前年同月比5.8%だった。前月の5.1%を大きく上回り、過去

1月のユーロ圏失業率は6.8%、過去最低更新

EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の1月の失業率は6.8%だった。前月から0.2ポイント低下し、ユーロ圏創設後の最低水準を前月に続いて更新した。経済の再開が進み、雇用改善が続いている。(表参照) EU27カ

制裁の影響鮮明に、露事業凍結の企業相次ぐ

ロシアは2月24日、ウクライナへの軍事侵攻を開始した。これを受けウクライナの経済活動は大幅に鈍化。欧米や日本は強力な対露制裁を発動し、これに反発するロシアも報復措置を打ち出している。戦争と制裁合戦の今後の展開と、経済活動

ウクライナ危機でインフレ率6%超も

ウクライナ危機が一段と深刻化し、天然ガス価格がさらに高騰するとドイツのインフレ率は今年6%を超える可能性がある――。財界系シンクタンクIWドイツ経済研究所は2月24日に公開したレポートでこんな見方を明らかにした。「ドイツ

値上げ計画の企業が一段と増加

Ifo経済研究所が2月25日発表した同月の独価格計画指数(DI)は前月を1ポイント上回る47.1ポイントとなり、これまでに引き続き過去最高を更新した。値上げを計画する企業の割合が値下げ計画の企業を47ポイント以上、上回っ

2月インフレ率5.1%に上昇

ドイツ連邦統計局が1日発表した2月の消費者物価指数は前年同月比5.1%増となり、インフレ率は前月(4.9%)を0.2ポイント上回った。エネルギーの上げ幅が前月の20.5%から22.5%へと拡大。食料品も0.3ポイント増の

1月の輸入物価27%上昇、天然ガスは4倍強に

ドイツ連邦統計局が2月25日発表した1月の輸入物価指数は前年同月比26.9%増となり、1974年10月以来の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが144.4%増と2.5倍近く上昇し、全体が強く押し上げられた格好だ。エネルギ

消費者信頼感が大幅悪化

市場調査大手GfKが2月23日発表したドイツ消費者信頼感指数の3月向け予測値はマイナス8.1ポイントとなり、2月の確定値(-6.7ポイント)から1.4ポイントも低下した。消費者へのアンケート調査時点で新型コロナウイルスの

独露貿易がコロナ禍前超えも重要性低下

ドイツ連邦統計局は2月24日、同国とロシアの貿易高が昨年は598億ユーロとなり、前年を34.1%上回ったと発表した。コロナ禍1年目の前年に落ち込んだ輸出と輸入がともに好転。貿易高はコロナ禍前の2019年比でも3.4%増え

第4四半期GDP、-0.3%に上方修正

ドイツ連邦統計局が2月25日発表した2021年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期を0.3%下回ったものの、速報値(-0.7%)からは0.4ポイント上方修正された。

ユーロ圏財務相会合、対露制裁による代償に対応へ

●「数週間、数カ月後に代償が生じる」=ドナフー議長 ●制裁が貿易に及ぼす影響は限定的=ECBのラガルド総裁 ユーロ圏19カ国は2月25日に開いた財務相会合(ユーログループ)で、ロシアのウクライナ侵攻が欧州経済に及ぼす影響

ハンガリー中銀が9会合連続で利上げ、インフレ高進で

●政策金利を0.5ポイント引き上げ、3.4%に ●1月のインフレ率は約15年ぶりの高水準に ハンガリー中央銀行は2月22日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、3.4%にすると発表した。利上げは9会合連続。インフレ率が中銀

ロシア中銀が緊急利上げ、政策金利を2倍超の20%に

●通貨防衛とインフレ抑制のため大幅利上げに踏み切る ●ルーブルは一時1ドル=119ルーブル台まで急落 ロシア中央銀行は2月28日の緊急理事会で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を9.5%から10.5ポイント引き上げ、20

ユーロ圏建設業生産高、12月は3.9%減

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2021年12月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比3.9%減だった。マイナスとなるのは8月以来4か月ぶり。(表参照) 分野別では建築が4.6%減、土木が

ハンガリー中銀が9会合連続で利上げ、インフレ高進で

ハンガリー中央銀行は22日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、3.4%にすると発表した。利上げは9会合連続。インフレ率が中銀の予想を上回る水準で推移し、物価のさらなる上昇が予想される中、積極的な引き締め策を継続する。 政

ユーロ圏財務相会合、対露制裁による代償に対応へ

ユーロ圏19カ国は25日に開いた財務相会合(ユーログループ)で、ロシアのウクライナ侵攻が欧州経済に及ぼす影響について意見を交換した。ドナフー議長(アイルランド財務相)は会合後の記者会見で、ロシアによる報復措置も含めてユー

1月のユーロ圏インフレ率、確定値も5.1%

EU統計局ユーロスタットが23日に発表した1月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比5.1%だった。前月の5.0%を上回り、過去最高を更新した。(表参照) 分野別ではエネルギーが

21年のEU新車販売、純電気自動車は63%増

欧州自動車工業会(ACEA)がこのほど発表した2021年の新車(乗用車)販売統計によると、欧州連合(EU)域内(マルタを除く26カ国)での純電気自動車(バッテリー式電気自動車=BEV)の販売台数は前年比63.1%増の87

企業景況感が大幅改善、ウクライナ危機はリスク要因

Ifo経済研究所が22日発表した2月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月を2.9ポイント上回る98.9へと大幅に上昇した。同指数の改善は2カ月連続。国と州が新型コロナウイルス感染防止策の緩和に動き出したこと

1月の生産者物価25%上昇、統計開始後最大の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が21日発表した1月の生産者物価指数は前年同月比25.0%増となり、統計を開始した1949年以降で最大の上昇率を記録した。これまでに引き続きエネルギーが全体を最も強く押し上げた。 エネルギーは66.7%上

製造業受注残高が12カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が17日発表した12月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を1.5%上回る148.7(暫定値)となり、統計開始(15年1月)後の最高を12カ月連続で更新し

実質賃金2年連続減少、インフレ響く

ドイツ連邦統計局が16日発表した2021年の実質賃金(暫定値)は前年を0.1%下回った。減少は2年連続。コロナ禍1年目の前年(20年)が操短手当の受給者急増で減少したのに対し、21年は物価高騰の直撃を受けた格好だ。 実質

21年の電機輸出入高がともに記録更新

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した同国の2021年の電機製品輸出高は前年比10.2%増の2,246億ユーロと大きく伸びた。19年に記録した過去最高を4.6%上回っており、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う落ち込

機械輸出がコロナ禍前の水準をほぼ回復

連邦統計局のデータをもとにドイツ機械工業連盟(VDMA)が18日発表した同国の2021年の機械輸出高は前年比9.8%増の1,794億ユーロとなり、コロナ禍前の水準をほぼ回復した。新規受注が高水準で推移しているうえ、生産の

イントラロジスティクス技術業界、21年生産高6%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が17日発表した同国イントラロジスティクス技術業界の2021年の生産高は226億ユーロ(推定値)となり、前年を6%上回った。増加は2年ぶり。マテリアルハンドリング・イントラロジスティクス部会

1月粗鋼生産1.4%減少

独鉄鋼業界団体シュタールが21日発表した1月の粗鋼生産高は前年同月比1.4%減の325万8,000トンとなり、2カ月ぶりに後退した。昨年10月までは8カ月連続で拡大していたが、その後は低迷している。コロナ禍とエネルギーコ

21年の宿泊・飲食業界売上、統計開始後の最低に

ドイツ連邦統計局が21日発表した宿泊・飲食業界の2021年の売上指数(2015年=100)は物価調整後の実質で前年比2.2%減の62.5となり、統計を開始した1994年以降の最低を記録した。減少幅はコロナ禍1年目の前年(

トルコ中銀が金利据え置き、インフレ率は50%目前

●中銀は引き締めに踏み出せずにいる ●エルドアン大統領は金利引き下げに固執 トルコ中央銀行は17日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を14%に据え置いた。金利据え置きは2会合連続。インフレ率が50%に

ユーロ圏の10~12月期 GDP、速報値と同じ0.3%増

EU統計局ユーロスタットが15日に発表した2021年10~12月期の域内総生産(GDP、速報値)の最新統計によると、ユーロ圏のGDPは前期比0.3%増、前年同期比4.6%増で、1月末に発表した速報値から改定はなかった。(

1月の英インフレ率5.5%、30年ぶり高水準に

英政府統計局が16日に発表した同国の1月のインフレ率は、前月を0.1ポイント上回る前年同月比5.5%となり、1992年3月以来、約30年ぶりの高水準に達した。英中銀のイングランド銀行は12月に政策金利を引き上げたが、物価

トルコ、食品の付加価値税を引き下げ

トルコが14日、主要食料品の付加価値税(VAT)の税率を8%から1%に引き下げた。インフレ加速を受けた措置で、すでに1%が適用されている小麦粉とパンに加え、乳製品、青果、食肉、米、食用油などへの課税が緩和された。 トルコ

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