マクロ経済

機械業界で材料・部品不足が一段と改善

ドイツの機械業界で材料・部品不足の改善が進展していることが、業界団体VDMAが3月30日に発表した会員企業アンケート調査結果で分かった。チーフエコノミストのラルフ・ヴィーヒャース氏は、「状況は昨年半ば以降、一歩一歩改善し […]

銀行の融資縮小が底打ち

企業に対する銀行融資のハードルが低下しているもようだ。Ifo経済研究所が3月のアンケート調査をもとに31日発表したところによると、融資交渉を現在、行っているドイツ企業のうち「銀行が融資に消極的だ」と回答したのは22.7%

ハンガリー中銀が金利据え置き、6会合連続

●物価上昇には歯止め、高金利の維持でインフレリスクを抑える ●今後も長期間の金融引き締め実施を表明 ハンガリー中央銀行は3月28日、政策金利を13%に据え置くことを決めた。据え置きは6会合連続で、市場の予想通り。インフレ

チェコ中銀が金利を7%で据え置き、6会合連続

●中銀は2%のインフレ目標達成に向け高金利水準を維持する姿勢 ●金利をピークとみる市場の期待は「実現しないかもしれない」 チェコ中央銀行(CNB)は3月29日、主要政策金利である14日物レポ金利を7%に据え置くことを決め

ルーマニア中銀が2会合連続で金利据え置き、政策金利7%

●景気の先行き不透明感が漂う中、金利を維持しインフレを下げる ●戦争や米スイスの金融部門の混乱に伴い不確実性は増している ルーマニア中央銀行は4日、政策金利を7%で据え置くことを決めた。据え置きは2会合連続。景気の先行き

2月のユーロ圏失業率、最低水準を維持

EU統計局ユーロスタットが3月31日に発表したユーロ圏の2月の失業率は前月から横ばいの6.6%で、過去最低水準を維持した。前月は速報値で6.7%だったが、6.6%に改定された。(表参照) EU27カ国ベースの失業率は前月

ユーロ圏景況感、3月も悪化

欧州委員会が3月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は99.3となり、前月の99.6から0.3ポイント下落した。ESIの低下は2カ月連続。 分野別では製造業が0.6ポイント、サービスと消費者

英の10~12月期GDP、0.1%増に上方修正

英政府統計局(ONS)が10日発表した2022年10~12月期の実質国内総生産(GDP)の最新統計によると、同期のGDPは前期比0.1%増となり、速報値の横ばいから0.1ポイント上方修正された。7~9月期は速報値でマイナ

トルコ中銀が金利据え置き、震災からの復興を後押し

●政策金利は8.5%、インフレ率は下げ止まりの様子 ●「さらなる利下げの余地はない」=エコノミスト トルコ中央銀行は23日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を8.5%に据え置いた。インフレ率は高水準に

「金融不安は心理的な問題」、5賢人委が引き締めの継続を提言

ドイツ政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は22日、『春季経済予測(経済鑑定)』の発表記者会見で、現在世界的に広がっている金融不安は深刻な不況を引き起こすものではないとの認識を示した。投資家はリスクに敏感になり、エ

建設業界の新規受注が14年ぶりの大幅減に

ドイツ連邦統計局が24日発表した建設業界の1月の新規受注指数は物価調整後の実質に営業日数を加味したベースで前年同月比21.0%減となり、2009年1月以来14年ぶりの大幅減を記録した。建設コストの膨張と高金利を受けて需要

2月のEU新車販売11.5%増、7カ月連続プラスに

欧州自動車工業会(ACEA)が21日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の2月の新車乗用車の販売(登録)台数は80万2,763台となり、前年同月から11.5%増加した。販売増加は7カ月連続。純電気自動車(バッテリー式電

ユーロ圏貿易収支、1月も赤字

EU統計局ユーロスタットが20日に発表した1月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は306億ユーロの赤字だった。赤字となるのは15カ月連続。エネルギー輸入のコストが膨らみ、輸入が輸出を上回る状況が

ユーロ圏労働コスト、10~12月は5.7%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2022年10~12月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比5.7%だった。上げ幅は前期の3.7%を上回った。(表参照) 労働

ユーロ圏建設業生産高、1月は0.9%増

EU統計局ユーロスタットが21日に発表したユーロ圏の1月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比で0.9%増加し、2カ月ぶりのプラスとなった。前月は0.6%減だった。(表参照) 分野別では建築が1.4%増、土木

2月の卸売物価、上げ幅が1ケタ台に縮小

ドイツ連邦統計局が15日発表した2月の卸売物価指数は前年同月比8.9%増となり、上昇率は2021年5月以来1年9カ月ぶりに1ケタ台へと低下した。上げ幅の縮小は5カ月連続。統計開始後の最高となった4月(23.8%)に比べる

製造業受注残高3カ月連続減少、1月は0.5%減に

ドイツ連邦統計局が20日発表した1月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で149.0(暫定値)となり、前月を0.5%下回った。減少は3カ月連続。指数は8月の153.3をピークに緩や

1月の独電機貿易、輸出が過去最高更新も貿易赤字に

独電気電子工業会(ZVEI)が16日に発表した同国の1月の電機輸出高は前年同月比17.8%増の205億ユーロとなり、1月の過去最高を更新した。インフレで額が膨らんだため、大幅増となった。 電機製品の輸入高は18.5%増え

企業倒産が13年ぶりに増加

ドイツ連邦統計局は17日、会社更生手続きの適用申請件数が2022年は前年比4.3%増の1万4,590件に拡大したと発表した。増加は金融危機のさなかにあった09年以来で、13年ぶり。コロナ禍を受けて20年と21年に同手続き

ロシア中銀、4会合連続で金利据え置き

●インフレ鈍化の一方で圧力は増大、高金利維持し効果を見極め ●インフレリスクが強まる場合には利上げを行うと明言 ロシア中央銀行は17日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.5%に据え置くことを決めた

2月のユーロ圏インフレ率、確定値も8.5%

EU統計局ユーロスタットが17日に発表した2月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比8.5%となり、前月の8.6%から0.1ポイント縮小した。インフレ率の鈍化は4カ月連続。(表参

EUの財政ルール改正案、加盟国が大枠で合意

EU加盟国は14日に開いた財務相理事会で、EUの財政ルールの改正について協議し、欧州委員会が提示した改革案を大枠で承認した。ただ、一部の細目に関しては合意に至っていない部分もあり、欧州委が今後、詳細を詰める。 EUの財政

ユーロ圏鉱工業生産、1月は0.7%上昇

EU統計局ユーロスタットが15日に発表したユーロ圏の1月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.7%の上昇となった。プラスとなるのは2カ月ぶり。前月は1.3%の下落だった。(表参照) 分野別では中間財が1.

食品の上げ幅がエネを上回る、コアインフレ率は上昇鈍化

ドイツ連邦統計局が10日発表した2月の消費者物価指数は前年同月比8.7%増となり、インフレ率は前月と同じ高水準にとどまった。同月は食料品の上げ幅がエネルギーを上回ったうえ、コアのインフレ率が一段と上昇しており、値上げの中

鉱工業生産が20年6月以来の増加幅に、1月は+3.5%

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が8日発表した1月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比3.5%増の98.9(暫定値)となり、2000年6月以来の高い伸びを記録した。前月に大幅減とな

ガレリア―52店舗を閉鎖へ―

経営再建中の独デパート大手ガレリア・カールシュタット・カウフホーフ(GKK)は国内店舗129カ所のうち最大52店舗を閉鎖する計画だ。経営陣と交渉する従業員代表の事業所委員会が13日、明らかにした。同社は前身企業も含めて長

化学・製薬業界の生産高、今年は5%減少

独化学工業会(VCI)は9日、同国化学・製薬業界の生産高が今年は前年比で約5%減少するとの予測を発表した。エネルギー、原料価格がここ数カ月で大幅に低下するなど薄明かりが見えてきたものの、エネルギー価格は国際的に比較すると

電機業界の新規受注、1月は2ケタ増に

独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した同国電機業界の1月の新規受注高は前年同月を10.3%上回った。国内が18.3%増えて全体をけん引。ユーロ圏(ドイツを除く)は5.8%増、ユーロ圏外は3.5%増だった。ZVEIのチ

セルビア中銀が12会合連続利上げ、政策金利5.75%に

●物価上昇に歯止めをかけるため引き締め策を維持 ●インフレ率は1-3月期以降に低下に転じると予想 セルビア中央銀行(NBS)は9日、政策金利を0.25ポイント引き上げ、5.75%に設定した。利上げは12会合連続で、市場の

加盟国の24年財政計画、債務削減は柔軟に=欧州委

欧州委員会は8日、EU加盟国の2024年の財政計画に関するガイダンスを公表した。赤字を厳しく制限する財政規律の適用を一時的に停止する措置が同年に終了するが、2022年に発表したEUの財政ルール改正案に沿って、各国の実情に

ユーロ圏の10~12月期GDP 、ゼロ成長に下方修正

EU統計局ユーロスタットが8日に発表した2022年10~12月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、ユーロ圏のGDP伸び率は前期比0%だった。従来のプラス0.1%から下方修正された。最大の経済国であるドイツが、マイ

1月ユーロ圏小売業売上高2.3%減、4カ月連続で低迷

EU統計局ユーロスタットが6日に発表したユーロ圏の1月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比2.3%減だった。低迷は4カ月連続。物価高が個人消費を圧迫している状況が続いている。(表参照) 下げ幅は前月の2.8%

機械業界の新規受注、4カ月連続2ケタ減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の1月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月を18%下回り、4カ月連続で2ケタ減となった。景気の先行き不透明感を背景に企業が投資を見合わせているほか、比較対象の2022

22年の実質賃金3.1%減に

ドイツ連邦統計局が1日発表した2022年の実質賃金は前年比3.1%減となり、3年連続で落ち込んだ。2月上旬に発表した暫定値(4.1%減)から上方修正されたものの、統計を開始した08年以降で最大の下げ幅を記録した。名目賃金

ハンガリー中銀が13%で金利据え置き、5会合連続

●インフレリスクを抑えるため高金利水準を維持 ●中銀はインフレ率が今年前半から緩やかに下がり始めると予想 ハンガリー中央銀行は2月28日、政策金利を13%に据え置くことを決めた。据え置きは5会合連続で、市場の予想通り。イ

気候変動の経済損失は最大9千億ユーロに

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相とシュテフィ・レムケ環境相は6日、気候変動に伴いドイツで発生する経済損失に関する調査レポートを発表した。経済・気候省の委託で作成された同レポートは、猛暑・干ばつの増加などの形で気候

輸出が2カ月ぶりに増加、1月は前月比+2.1%に

ドイツ連邦統計局が3日発表した1月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで1,306億ユーロとなり、前月を2.1%上回った。増加は2カ月ぶり。輸入高(同)は輸入物価の下落を反映し3.4%減の1,139億ユーロへと後

失業者がやや増加も労働市場は安定

ドイツ連邦雇用庁(BA)が1日発表した2月の失業者数は262万人となり、前月を4,000人上回った。季節要因を加味したベースでも2,000人増えたものの、アンドレア・ナーレス長官は被用者数の増加が続いていることを踏まえ、

ピーク・ウント・クロッペンベルク―民事再生を申請―

独衣料品小売大手ピーク・ウント・クロッペンベルク(P&C)は3日、民事再生手続きの適用をデュッセルドルフ区裁判所に申請した。コロナ禍で2020年と21年に売り上げが大幅に減少。22年以降はロシアのウクライナ侵攻

2月のユーロ圏インフレ率8.5%、4カ月連続で縮小

EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の2月のインフレ率(速報値)は前年同月比8.5%となり、前月の8.6%から0.1ポイント縮小した。インフレ率の鈍化は4カ月連続。ただ、エネルギー以外は前月を上回っており、物

ユーロ圏失業率、1月も6.7%

EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の1月の失業率は前月から横ばいの6.7%で、過去最低に近い水準を維持した。前月は速報値で6.6%だったが、6.7%に上方修正された。(表参照) EU27カ国ベースの失業率も

ユーロ圏生産者物価、上昇鈍化続く

EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の1月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比15.0%となり、前月の24.5%から大幅に縮小した。依然として高水準ではあるものの、エネルギー高騰の鈍化に伴い、縮小傾

ユーロ圏景況感、2月は4カ月ぶりの悪化

欧州委員会が2月27日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は99.7となり、前月の99.8から0.1ポイント下落した。ESIの低下は4カ月ぶり。ロシアがウクライナに侵攻した直後の22年3月から下落

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