建設、土木

住宅価格が12年ぶりに低下、高インフレと高金利で需要減退

ドイツ連邦統計局が24日発表した2022年第4四半期の住宅価格指数(暫定値)は前年同期を3.6%下回った。同指数の低下は10年第4四半期以来で12年ぶり。高インフレと高金利に伴う住宅需要の縮小が反映されている。 下げ幅は […]

建設業界の新規受注が14年ぶりの大幅減に

ドイツ連邦統計局が24日発表した建設業界の1月の新規受注指数は物価調整後の実質に営業日数を加味したベースで前年同月比21.0%減となり、2009年1月以来14年ぶりの大幅減を記録した。建設コストの膨張と高金利を受けて需要

ユーロ圏建設業生産高、1月は0.9%増

EU統計局ユーロスタットが21日に発表したユーロ圏の1月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比で0.9%増加し、2カ月ぶりのプラスとなった。前月は0.6%減だった。(表参照) 分野別では建築が1.4%増、土木

建物のエネルギー性能指令改正案、欧州議会が可決

欧州連合(EU)欧州議会は14日の本会議で、建物のエネルギー性能に関する指令の改正案を賛成多数で可決した。新築の建物は2028年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとすることを義務付けるほか、現在は国ごとに異なるエネルギー

2月の卸売物価、上げ幅が1ケタ台に縮小

ドイツ連邦統計局が15日発表した2月の卸売物価指数は前年同月比8.9%増となり、上昇率は2021年5月以来1年9カ月ぶりに1ケタ台へと低下した。上げ幅の縮小は5カ月連続。統計開始後の最高となった4月(23.8%)に比べる

エネルギー消費の20%超が再生エネに

ドイツの総エネルギー消費量に占める再生可能エネルギーの割合が2022年は20.4%となり、前年の19.2%から大きく拡大したことが、連邦環境庁(UBA)の15日付の発表で分かった。電力と暖房部門が全体をけん引。欧州連合(

企業倒産が13年ぶりに増加

ドイツ連邦統計局は17日、会社更生手続きの適用申請件数が2022年は前年比4.3%増の1万4,590件に拡大したと発表した。増加は金融危機のさなかにあった09年以来で、13年ぶり。コロナ禍を受けて20年と21年に同手続き

食品の上げ幅がエネを上回る、コアインフレ率は上昇鈍化

ドイツ連邦統計局が10日発表した2月の消費者物価指数は前年同月比8.7%増となり、インフレ率は前月と同じ高水準にとどまった。同月は食料品の上げ幅がエネルギーを上回ったうえ、コアのインフレ率が一段と上昇しており、値上げの中

鉱工業生産が20年6月以来の増加幅に、1月は+3.5%

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が8日発表した1月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比3.5%増の98.9(暫定値)となり、2000年6月以来の高い伸びを記録した。前月に大幅減とな

米ウエスチングハウス、ブルガリアの原子炉設置で覚書

●加圧水型原子炉「AP1000」の設置に向け実現可能性を検討 ●コズロドゥイ原発では現在、ロシア製原子炉2基が稼働 米ウエスチングハウス・エレクトリックは2日、ブルガリアのコズロドゥイ原発の事業会社KNPP-Newbui

気候変動の経済損失は最大9千億ユーロに

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相とシュテフィ・レムケ環境相は6日、気候変動に伴いドイツで発生する経済損失に関する調査レポートを発表した。経済・気候省の委託で作成された同レポートは、猛暑・干ばつの増加などの形で気候

物価圧力は低下見通し、値上げ計画の企業が5カ月連続で減少

インフレ率が高止まりしている。これまで物価を最も強く押し上げてきたエネルギー価格は上昇率が低下しているものの、他の商品、サービス分野への波及が時間差で進行しているためだ。ただ、値上げの動きはすでにピークに達したとみられる

ティッセンクルップ―水素製鉄プラントをSMSに発注―

独複合企業ティッセンクルップは1日、鉄鋼子会社ティッセンクルップ・スチールが水素製鉄プラントを独設備大手SMSグループに発注したと発表した。炭素中立実現に向けた同社初の水素製鉄プロジェクトに投入する。 デュースブルク工場

企業景況感4カ月連続改善、弱含み局面から徐々に脱出

Ifo経済研究所が2月22日発表した同月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は91.1となり、前月を1.0ポイント上回った。数値の上昇は4カ月連続。昨年夏から秋にかけてのエネルギー価格高騰で懸念されていた景気の大

3月1日付の法令改正

・電力と天然ガス、地域熱に上限価格を設定し、これを超える価格部分を国が負担するルールが発効。1月1日にさかのぼって適用。 ・公共機関の室内温度を最高19度とするなど昨年9月に発効した省エネ規則が4月15日まで延長 ・鉄道

ユーロ圏建設業生産高、12月は1.3%減

EU統計局ユーロスタットが20日に発表したユーロ圏の2022年12月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は、前年同月比で1.3%減となり、12カ月ぶりに落ち込んだ。前月は1.6%増だった。(表参照) 分野別では建築が1

商工会議所がGDP予測を大幅引き上げ

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は9日に発表した企業景気アンケート調査レポートのなかで、2023年の国内総生産(GDP)が前年比で実質横ばいになるとの予測を提示した。昨年秋の前回レポートではマイナス3.0%を予想してい

インテル―独工場への補助金、大幅増額を要求―

米半導体大手のインテルが、ドイツに工場を建設する計画に絡んで補助金の大幅引き上げを求めている。高インフレと市場環境の変化を受けて、エネルギー、物流、建設コストが大きく膨らむ見通しとなっているためで、広報担当者は公共放送M

AGCがロシア撤退、事業譲渡を検討

●事業継続を前提に譲渡先を選定する方針 ●昨年のロシア事業の売上高は400億円、営業利益は78億円 ガラス大手AGCは8日、ロシア事業の譲渡の検討を開始したと発表した。事業継続を前提に譲渡先を選定する方針。これに伴い20

AGCがロシア撤退、事業譲渡を検討

ガラス大手AGCは8日、ロシア事業の譲渡の検討を開始したと発表した。事業継続を前提に譲渡先を選定する方針。これに伴い2022年10-12月期(第4四半期)に減損処理費用136億円を計上した。同社はウクライナへの軍事侵攻開

12月鉱工業生産3.1%減少、建設と中間財が足かせに

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した2022年12月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比3.1%減の95.0(暫定値)となり、3月以来の大きな下げ幅を記録した。建設と中間

セルビアとのガス接続菅、ブルガリア領の敷設工事が開始

●全長170キロのパイプライン、輸送能力は18億立方メートル ●欧州委は総工費8,550万ユーロの大半を拠出 ブルガリアで1日、セルビアと自国の天然ガス輸送網を結ぶ接続管(インターコネクタ、IBS)の敷設工事が始まった。

セルビアとのガス接続菅、ブルガリア領の敷設工事が開始

ブルガリアで1日、セルビアと自国の天然ガス輸送網を結ぶ接続管(インターコネクタ、IBS)の敷設工事が始まった。ソフィア北郊のノヴィ・イスクルとセルビアのニシュを結ぶ全長170キロのパイプラインのうち、ブルガリア領内の62

「独経済は今年プラス成長に」、政府が予測引き上げ

ドイツ政府は1月25日、2023年の実質国内総生産(GDP)予測を上方修正した。天然ガス・電力価格高騰の直撃を受ける企業・世帯向けに開始した政府の支援策と、危機に対する経済界の高い対応力を踏まえたもので、従来予測(22年

ドイツ―ダイムラー・トラックと協業―

エンジン大手の独ドイツ(Deutz)は1月30日、ダイムラー・トラックと協業合意したと発表した。ダイムラーのエンジンを独自改良して顧客に販売する。開発費を抑制するとともに、製品ポートフォリオを拡充し顧客基盤を拡大する考え

スマート蓄電システムのフュエルジー、1,600万ユーロを調達

●建設業界で進むエネルギー管理のスマート化を反映 ●同社のシステムはAI駆動で蓄電効率を最適化 スマート蓄電システムを手がけるスロバキアのフュエルジー・インダストリーズ(Fuergy)は1月23日、不動産開発会社プロパー

ユーロ圏建設業生産高、11月は1.3%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2022年11月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比で1.3%増加し、11カ月連続のプラスとなった。上げ幅は前月の1.9%を下回った。(表参照) 分野別で

ドイツ―グリーンと従来型事業をともに強化―

独エンジン大手ドイツ(Deutz)は19日、新事業戦略「デュアル+」を発表した。炭素中立へと向かう市場動向を踏まえゼロエミッションのグリーンな技術の開発を加速するとともに、化石燃料を用いる従来型のエンジン事業も当面、強化

PKNオルレン、グダニスク拠点に20億ズロチを投資

●積み替えターミナル新設とともに、水素化分解プラントを建設 ●水素プラントへは14億ズロチ以上を投じる ポーランドの石油大手PKNオルレンがグダニスク拠点に総額20億ズロチ(約4億2,000万ユーロ)を投資する。港に積み

空きポストが埋まらない企業、過去最高の53%に

空席となっているポストが長期間、埋まらない企業の割合がドイツで昨年53%に達し、過去最高を記録したことが、独商工会議所連合会(DIHK)の会員企業アンケート調査で分かった。DIHKは全国の空きポスト数が推定200万件に達

住宅建築価格の上げ幅11月は16.9%に拡大

ドイツ連邦統計局が10日発表した昨年11月の住宅建築価格指数(付加価値税込み)は前年同月比16.9%増となり、上げ幅は8月の同16.5%を上回った。幅広い資材分野での価格上昇が反映された格好。8月比では2.5%上昇した。

22年GDP1.9%拡大、コロナ禍前の水準を凌駕

ドイツ連邦統計局が13日発表した2022年の国内総生産(GDP)は物価調整後の実質で前年を1.9%上回った。上げ幅は前年の2.6%を下回ったものの、ルト・ブラント局長はロシアのウクライナ侵攻、エネルギー価格の高騰、高イン

11月の鉱工業生産は微増

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が9日発表した11月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で98.1(暫定値)となり、前月を0.2%上回った。増加は2カ月ぶり。新規受注は低迷しているものの、

12月の失業者数が実質減に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が3日発表した12月の失業者数は245万4,000人となり、前月を2万人上回った。冬の寒波の到来で建設業を中心に需要が減少したことが背景にあり、季節要因を加味したベースでは1万3,000人減少した

ユーロ圏建設業生産高、10月は2.2%増

EU統計局ユーロスタットが12月19日に発表したユーロ圏の2022年10月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は、前年同月比で2.2%増加し、10カ月連続のプラスとなった。上げ幅は前月の0.9%を上回った。(表参照)

企業倒産が13年ぶりに増加

独信用調査機関クレジットリフォームは13日、ドイツの企業倒産件数が今年は1万7,500件となり、前年を4.0%上回る見通しを明らかにした。増加はリーマンショックに伴う金融・経済危機が深刻だった2009年以来で、13年ぶり

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