建設、土木

4月のユーロ圏建設業生産高は2%減

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の4月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比2%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。ただ、下げ幅は前月の4.9%から縮小した。(表参照) \ 分野別では建設が2 […]

中国海外工程集団との契約解除

ポーランド政府は13日、中国海外工程集団(COVEC)との高速道路建設契約を解除した。同社の資金難で工事が遅れ、再開に向けた交渉が物別れに終わったためだ。中国企業が欧州の大型建設工事を受注した初のケースだっただけに、今後

三一重工―欧州生産開始―

中国の建機大手・三一重工は20日、ケルン近郊のベートブルクで欧州本社工場の竣工式を行った。同社初の欧州生産拠点で、研究開発センターも併せ持つ。梁穏根会長は2015年までに欧州本社の売上高を約10億ユーロに引き上げると述べ

Bilfinger Berger SE―米建設事業からの撤退完了―

建設大手の独Bilfinger Berger(マンハイム)は17日、米子会社Fru-Conを英国の同業Balfour Beattyに売却したと発表した。景気変動の影響が大きい建設事業を縮小し、利幅の大きいサービス事業を強

Pfleiderer AG―最終赤字10倍強に、倒産の恐れも―

経営難の建材大手Pfleiderer(ノイマルクト)が10日発表した2010年暫定決算の最終損失は7億2,300万ユーロとなり、前年の6,980万ユーロから10倍以上に膨らんだ。リストラ費のほか、のれん代と出資の巨額減損

―マレーシアに新工場建設か―

半導体大手の独Infineon(ミュンヘン)は、300ミリウエハー対応の高性能半導体工場を独ドレスデンかマレーシアのどちらかに建設する方向だ。ペーター・バウアー社長が明らかにしたもので、補助金など誘致条件を比較した上で年

Demag Cranes AG―米Terexの買収提案を拒否―

クレーン大手の独Demag Cranes(デュッセルドルフ)は5月31日、米同業Terexの買収提案を拒否すると発表した。同社の価値を過小評価しているとの結論に達したためで、株主に対しTerexの株式公開買い付け(TOB

独セメント市場、11年は6%成長見通し

独セメント産業全国連盟(BDZ)が5月31日発表した業界動向によると、2010年の国内セメント消費量は2,460万トンで、前年に比べ2.6%減少した。景気回復が追い風となったものの、大雪などの悪天候が足かせとなった。一方

中国海外工程集団、ポーランド高速道建設から撤退

ワルシャワとベルリンを結ぶ高速道路A2号線の建設工事がストップしている問題で、ポーランド道路総合管理局(GDDKiA)は3日、工事を請け負った中国海外工程集団有限責任公司(COVEC)が、契約を解消する方向であることを明

ファシリティ・マネジメント業界、成長鈍化見通し

市場調査会社Luenendonkが5月30日発表したファシリティ・マネジメント・サービス(FMS)業界動向によると、上位25社の2010年売上高は平均で5.2%増加した。ただ、成長率は09年(5.1%)とほとんど変わらず

世界初のパッシブハウス高層住宅が登場

超省エネ住宅(パッシブハウス)に改修した世界初の高層アパートがドイツ南部のフライブルク市で誕生し、このほど完成式典が行われた。建物があるのは1960年代に建てられた高層住宅が立ち並ぶヴァインガルテン地区で、改修工事には1

建設市場、今年は11%成長

ポーランドの建設市場は今年、前年比11%成長する見通しであることが、市場調査会社PMRがこのほど発表した最新レポートで明らかになった。12年以降は、建設市場の成長を支えてきた道路建設プロジェクトが一段落することから成長ペ

不動産市場が回復

ロシアの不動産市場が回復している。不動産サービス大手CBリチャードエリスのまとめによると、2010年の不動産の取引総額は21億6,900万ユーロと、前年から128%増加した。取引件数は22%増の27件だった。資源価格の上

ポーランドのセメント販売、記録更新の見通し

ポーランドのセメントメーカーの販売量が今年、記録を更新する見通しだ。現地紙『プルス・ビジネス』がこのほど報じた。 \ 同紙によると、今年1-4月期の販売量は430万トンで、前年同期から33%増加した。4月単月では17.4

仏ラファルジュと墺ストラバグ、セメント工場が6月末に稼働

仏建材大手ラファルジュとオーストリアの建設最大手ストラバグの合弁会社がハンガリーに建設したセメント工場が6月末に稼働する見通しだ。開所式は9月15日を予定している。ストラバグのハンガリー子会社ノストラ・セメントが19日に

ドイツ企業景況感、5月は横ばいに持ち直し

Ifo経済研究所が24日発表した2011年5月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月から横ばいの114.2となり、2カ月続いた悪化に歯止めがかかった。事業の現状判断を示す指数が好調で、今後6カ月の見通しを示す

仏サンゴバン、ルーマニアで高層ビル用ガラス建材を生産

フランスのサンゴバングループ傘下にあるサンゴバン・グラス・ルーマニアは、南東部のカララシ工場で、高層ビルの外装用ガラス建材を生産する計画だ。製品は世界に出荷し、ドバイや東京、モスクワなどの大規模な建設プロジェクトでの需要

海獣保護に向け防音技術テストへ、エネルギー8社が合意

洋上風力発電を設置・運営するエネルギー大手8社は17日、海棲哺乳類を発電所建設時の騒音から保護するためのパイロットプロジェクトを実施することで合意した。トラーヴェミュンデ沖で今年8月から8カ月かけて、研究開発中の防音・消

建機大手コマツ、ロシアで修理センターを開設

建機大手のコマツは20日、シベリアの炭鉱地帯ケメロボ州に建設した修理センターの開所式を行った。シベリアの資源開発に伴う建機の需要増加に対応し、競争の激しいロシア市場でシェアを伸ばすのが狙いだ。 \ 新修理センターの総工費

欧州復興開発銀、米ジョンディアのロシア事業を支援

欧州復興開発銀行(EBRD)は20日、農機・建機大手の米ジョンディアがロシアで計画するリース会社の設立事業を支援すると発表した。支援の第1弾として47億ルーブル(1億6,800万ドル)を融資する。融資期間は5年間。 \

ユーロ圏建設業が再び低迷、3月売上高は5%減

EU統計局ユーロスタットが18日発表したユーロ圏の3月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比4.9%減となり、大幅に落ち込んだ。前月は3.9%増となり、7カ月ぶりに伸びを記録したが、再びマイナスに転じた。(表

Hochtief AG―監査役改選、競合ACSが支配下に―

独建設最大手Hochtief(エッセン)の株主総会が12日あり、新たな監査役が選出された。同社株43.1%を獲得したスペインの同業ACSが出席株主の過半数を制し、ACSによる買収計画に反対した監査役を解任。ACS関係者を

アウディのハンガリー工場拡張に環境団体が異議

MTI通信が4月28日伝えたところによると、独フォルクスワーゲン傘下のアウディが計画しているハンガリー工場の拡張計画をめぐり、現地の環境団体はこのほど、アウディの工場用地の使用許可取消しを求める申し立てを当局に行った。

BW州で緑の党と社民党が政権合意、政策に突出感なし

3月のバーデン・ヴュルテンベルク(BW)州議会選挙で大勝した環境政党・緑の党は4月27日、中道左派の社会民主党(SPD)との政権協定交渉を終了した。緑の党の州首相がドイツで初めて誕生することもあり、新政権がどのような経済

ユーロ圏建設業が復調、2月生産高は3.5%増

EU統計局ユーロスタットが4月19日発表したユーロ圏の2月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比3.5%増となり、7カ月ぶりに伸びを記録した。分野別では建設が3.6%増、土木が0.4%増だった。(表参照) \

建設業界のベア3%以上に

独建設業界の労使の代表は14日、新しい賃金協定で合意した。ヴォルフガング・クレメント元経済相の調停を受け入れた格好で、ベースアップのほか、最低賃金の引き上げも取り決められた。労組のIG Bauと雇用者団体HDB、ZDBが

Weru AG―業績回復に期待―

トラブルが相次いだ窓・ドア製造大手のWeru(ルーダースベルク)が落ち着きを取り戻したもようだ。同社は昨年、役員人事をめぐる対立で揺れたほか、新たに導入した生産ラインや生産計画・管理システムで障害が発生。2010年売上高

風力発電ローター径、「250メートルまで実現可」=EU報告

次世代風力発電技術の開発を目指して5年前にスタートした研究プロジェクト「UpWind」がこのほど、終了した。プロジェクトチームは先月公表された最終報告書のなかで、風力発電の風車のローター径(風車のブレードが描く円の直径)

ポーランド、道路建設投資額300億ズロチ

ポーランドでサッカー欧州杯開催を2012年に控え、交通インフラの整備・刷新が急ピッチで進められている。同国の道路建設投資額は10年までの3年間で524億ズロチだったが、今年は高速道路や基幹道路の整備が集中するため投資計画

Bilfinger Berger SE―「原発廃止は事業チャンス」―

建設大手の独Bilfinger Berger(マンハイム)は3月30日の決算発表で、ドイツが原発廃止政策を加速すれば同社の利益につながるとの見方を示した。建設、サービスの両面で需要が見込めるとしている。 \ Bilfin

住宅ローンに共通ルールを導入へ、消費者保護と競争促進狙い

欧州委員会は3月31日、住宅ローンの融資や借入に域内共通のルールを導入する指令を提案した。不動産を購入する消費者をリスクから守ることで、金融危機を招いた米サブプライムローンのような問題が域内で発生することを防ぐ狙いがある

企業景況感が10カ月ぶりに悪化、原発事故など響く

Ifo経済研究所が25日発表した2011年3月のドイツ企業景況感指数(2000年=100)は111.1となり、前月の111.3からやや低下した。同指数が落ち込むのは2010年5月以来10カ月ぶり。日本の震災と福島原発事故

BASF SE―重慶でポリウレタン原料生産へ、当局が建設許可―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は25日、重慶に工場を建設する計画が中国当局から承認されたと発表した。同工場ではポリウレタン原料のMDIを生産する予定で、同社は約8億6,000万ユーロを投じて年産能力40

Ducon Europe GmbH & CoKG―日本市場に関心―

特殊コンクリートメーカーのDucon(メルフェルデン・ヴァルドルフ)が日本市場参入に期待を示している。東日本大震災と原発事故を受け、同社製品の潜在需要が大きいと判断したためだ。シュテファン・ハウザー社長への取材をもとに2

ユーロ圏建設業に回復の兆し、1月生産高の下げ幅急減

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の1月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比4.5%減となり、6カ月連続で低迷した。ただ、下げ幅は前月の14%から大きく縮小。前月比ではプラスに転じており、復

HeidelbergCement AG―日本の震災でセメント値上がり見込む―

建材大手の独HeidelbergCement(ハイデルベルク)は17日の決算発表で、地震と津波の被害を受けた日本で今後、復興需要が高まるとの見方を示した。インフラ再建に伴い日本からのセメント輸出が止まり、アジア・太平洋、

老朽暖房の更新進まず、「使えるうちは使う」家主が大半

建物内エネルギー効率フォーラム(VdZ)が15日発表した暖房設備に関するアンケート調査で、過去2年に古い暖房設備を全面ないし部分的に入れ替えた家主は5人に1人に過ぎないことが分かった。家主の9割は暖房の改修で省エネ・省コ

住宅建設許可、2010年は5.5%増に

ドイツ連邦統計局が17日発表した2010年の住宅建設許可件数(非住居用を含む)は18万7,667件となり、前年から5.5%増加した。年の途中で拡大のペースは鈍化したものの、住宅需要は09年末から増加が続いている。 \

ハイデルセメント、日本の震災で値上がり見込む

独建材大手のハイデルベルク・セメントは17日の決算発表で、地震と津波の被害を受けた日本で今後、復興需要が高まるとの見方を示した。インフラ再建に伴い日本からのセメント輸出が止まり、アジア・太平洋、アメリカ大陸市場で価格が上

樹脂加工業界、経済危機前の業績をほぼ回復

独樹脂加工業界全国連盟(GKV)が9日発表した2010年の業界売上高は前年比14.0%増の513億ユーロとなり、経済危機前の08年水準までほぼ回復した。業界企業の72%は今年も売り上げが拡大すると見込んでおり、今後の見通

Strabag

建設大手の墺Strabagは7日、スイスの同業Brunner ErbenとAstradaを買収すると発表した。現地でのプレゼンスを強化する狙いで、買収によりスイス事業の売上高は8億スイスフラン(6億1,500万ユーロ)に

建材カルテル捜査を業界が批判

独カルテル当局がコンクリート建材業界を対象に捜査を進めている。国内市場で違法なカルテルを結んでいた疑いがあるためだ。これに対し業界団体は当局の対応には「行きすぎ」があると批判している。2日付『フランクフルター・アルゲマイ

スウェーデンで低炭素生活プロジェクト開始

スウェーデンの首都ストックホルムで低炭素社会の実現に向けた環境プロジェクト「One Tonne Life」がスタートした。二酸化炭素(CO2)削減につながるあらゆる技術を投入したモデル住宅に家族が実際に生活し、CO2の排

ユーロ圏建設業生産高、12月は大幅減

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2010年12月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比12%減となり、5カ月連続で落ち込んだ。下げ幅は前月の6.3%から跳ね上がり、ついに10%の大台を超え

ボルボ、5年で110億ドル投資

中国自動車大手・吉利汽車の傘下にあるボルボ・カー(スウェーデン)は25日、向こう5年で最大110億ドルを投資する計画を発表した。中国に工場を設けるなどして生産を拡充し、新興国を中心とする世界販売を2020年までに倍増させ

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